
市立船橋高校野球部が甲子園での熱戦を市長・教育長に報告 「地域の方々の応援や支援のおかげ」
8/20(水)市立船橋高校野球部が甲子園での熱戦を市長・教育長に報告
「地域の方々の応援や支援のおかげ」
全国高校野球選手権大会に出場した市立船橋高校(船橋市市場4-5-1)の野球部は8月18日、「甲子園出場報告会」で甲子園での熱戦について松戸徹船橋市長と松本淳教育長に報告した。
報告会には出場選手20人と記録員のほか、海上雄大監督、部長、マネジャー5人、ほか3年生部員が出席。はじめに近藤義行校長が、まず船橋市教育委員会への感謝を伝え、選手たちに向け「この表情を見ると、おそらく全ての部員が素晴らしい思い出を作って帰ってきたと思う。甲子園出場、おめでとうございます」と労いの言葉をかけた。
その後、選手が1人ずつ感想を述べ、「116人全員で甲子園に乗り込めてよかった」「みなさんの応援があったからがんばれた」「地域の方々の応援や支えがあったからこそできた経験だった」と応援への感謝を伝えた。投手・川崎耕司選手は「甲子園の経験をこれからの人生にいかしていきたい。ありがとうございました」と話し、「船橋市にこれまで以上に恩返しができるようにがんばっていきたい」と話す選手もいた。
その後、海上監督からの報告となり、監督はまず大会開始までの流れを報告した。「7月31日に出発し、8月1日から甲子園での練習を開始できた。現地に行った36人全員で甲子園の中に入ることもでき、みんな緊張している様子はなく、楽しそうに過ごしていた。8月9日の試合日までの間もしっかり練習しながら当日に臨んだ」と振り返った。
試合では「相手投手がよく、なかなか力を発揮できなかったが、大声援が支えてくれ、試合の最後のほうで少し力を発揮できた。選手たちの力はまだまだこんなものじゃないけど、よくがんばったと思うというのが正直なところ」と思いを伝えた。
また、試合を終えてからアルプススタンドを初めて正面から見ることができたと言い、「そこには信じられない光景が広がっていた」と市船応援団で埋め尽くされたアルプススタンドについても触れ、「この船橋のパワーのなかで試合ができたことは幸せなこと。選手にとっても大きな財産になる」と応援団への感謝も述べた。
松戸徹船橋市長は「私は逆に(選手の)みなさんに感謝しています。甲子園はやはり日本人にとって特別な存在で、市内のおまつり会場に行ったとき、市船野球部のみなさんが甲子園に出場することを話すと、どこでも子どもも高齢者もみんな大きな拍手を送ってくれた。試合の後も、『がんばったよね』とたくさんの人が言っていた」と市内の各所で話題になっていたことを伝えた。
「甲子園出場で得られたものは大きなもの。歳を重ねて、その大切さに気づく時がきっとくる。メンバー外のみんなとも力を合わせてやってきた一人ひとりが歴史を作った主人公。この経験を誇りに、進んでいってほしい」と部員たちのこれからにエールを送った。
松本教育長も「感動しました」と伝え、「人生というのはうまくいかないことの方が多い。だからその後にどうするかが大切。いろんな道を歩むときにこの経験はきっと大切なものになる。これからのみなさんの活躍に期待しています」と話した。
最後に選手から市長と教育長に甲子園の砂が贈られ、報告会は終了した。