坪井町に女性向けパーソナルピラティスルームを看護師が開業 きっかけは自身の脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニア

  2025/8/17
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8/17(日)坪井町に女性向けパーソナルピラティスルームを看護師が開業 

きっかけは自身の脊柱管狭窄症と腰椎ヘルニア

 坪井町と八千代市の市境近く、農家の畑が広がるエリアの住宅の一角を使って「ピラティスルーム エアリー」(船橋市坪井町)が4月13日にオープンしてから約4カ月がたった。

 同店を開業したのは船橋市出身の荒木明日香さん。葛飾小学校、葛飾中学校、市立船橋高校を卒業した船橋っ子。高校卒業後は看護学校へ進み、看護師として救命・療養病棟、回復期リハビリ病棟、訪問看護、訪問診療所で働いてきた。

 趣味だったサーフィンにものめり込み、家事や育児にアクティブに動いていたという荒木さんが42歳のとき、腰と足に違和感を感じるように。結果、歩くことも座ることもできなくなるほどの痛みがあり、「脊柱管狭窄症」と「腰椎ヘルニア」と診断を受けたという。 

 「突然やりたいこともままならない状況になり、混乱していたなか、当時通っていた習志野台整形外科・院長の宮川先生から『天然のコルセットを作るしかないね』といわれたのがピラティスと出合ったきっかけ」と荒木さん。

 宮川先生からの言葉を受け、いろいろ調べた結果、ピラティスを始めた荒木さんは、取り組むと明らかに症状が良くなっていったという。同時に「こんなにいいものなんだから、全員やったほうがいいと思った」という荒木さんは、2016年から北習志野でピラティスに通い続ける。

 2019年には「PHIピラティスインストラクター」の資格を取得。「PHIピラティス」は「メディカルとフィットネスの融合」とも言われているピラティスなのだという。

 資格取得後、看護師として勤務する傍ら、友人が経営するシニア向けの運動スタジオでインストラクターとして働き、マットピラティスを指導。さらに活動の幅を広げ、マシンを使ったパーソナルレッスンやマットグループレッスンなども行ってきた。

 ピラティスインストラクターとして経験を積む中で、ひとりひとりの患者さんと看護師として向き合ってきた荒木さんとしては、「私は看護師として人を見てきた経験がある。その人の背景に寄り添い、その方をしっかりと見つめ、それぞれの方の体の悩みに寄り添いたい。変化をともに喜び、不調の改善や予防のお手伝いができれば」とプライベート専用のスタジオを設けることに。

 同店を構えた場所は、荒木さんの曽祖父宅の敷地内。荒木さんが自分のトレーニング用に購入したというピラティスマシンも室内に備え、女性専用ルームとして営業している。

 初回は身体の不調や生活状況などのヒアリングを行い、その人の体の機能評価を行うことがメインとなる。悩みや要望、体の状態から判断して、必要なエクササイズを指導していくスタイル。

 「マシンを使ったレッスンは、その人の体の状態などに合わせて負荷をあまりかけずにレッスンができます。運動初心者さんや、運動に恐怖心がある方でも安心して取り組めます」と荒木さん。

 パーソナルレッスンは「60分×3回・回数券」(有効期限 3カ月)で2万円。初回体験レッスンは60分4500円。「夜間ショートレッスン」(40分。17:20~、18:20~)は4000円で提供する。レッスンは予約制で、午前に2枠、午後に3枠設定。

 現在は、40代~50代女性の利用が中心だといい、「肩こりや腰痛、更年期など、何か体に不調があるという方にぜひいらしていただけたら。日々のセルフケアにぜひ取り組んでいただきたいです」と荒木さんは呼びかける。

関連サイト:
https://pilates-airy.com/

  • マシンを使ったピラティスの一例

  • 海が好きな荒木さん。海をイメージした看板を掲出

  • チェアを使ったピラティス

  • トレーニングルーム

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