
小室公園で「小室夏まつり2025」 伝統の打ち上げ花火500発に歓声
8/18(月)小室公園で「小室夏まつり2025」
伝統の打ち上げ花火500発に歓声
小室公園(船橋市で8月16日・17日、「小室夏まつり2025」が開催され、会場には地域住民を中心に延べ約8,000人が訪れた。
主催は小室夏まつり実行委員会。今年のスローガンは「つなげよう明日へ! 拡げよう小室の輪! 小室の夏まつりを根掘り葉掘り、伝統をつなげよう!」。「地元小室地区で素敵な夏の思い出を作ってほしい」という思いが込められている。
実行委員長の上田浩隆さんは、「船橋市内で打ち上げ花火を行うのは、今は習志野駐屯地と小室だけ。祭りのノウハウは毎年しっかりと引き継がれ、46年間続いている。年々協力者が増え、若い世代の参入も多い」と話す。
同祭りでは両日16時から模擬店をオープンし、夕方には子どもたちに光るブレスレットやジュースの配布が行われた。
初日、配布の列に並んでいた小室小に通う4年生の男児は「毎年とても楽しみにしている。屋台でおいしいものを食べてから花火を見たい」と話した。
飲食ブースには小室地区の青少年団体や自治会のほか、近隣地域の飲食店などの模擬店35店が並んだ。
16日は、昨年に引き続き「子どもみこし」が行われた。近隣の公園から出発した神輿が会場に到着すると、子どもたちの元気な姿に観客から拍手が送られた。
夕方からは地元で活動する「小室笑幸会」によるばか面おどりや、「印旛龍凰太鼓」の和太鼓演奏のほか、盆踊りでにぎわいを見せた。
19時30分からは夜空に約500発の花火が打ち上がり、来場者の歓声が響いた。打ち上げ花火終了後も盆踊りや小室在住の演歌歌手による歌唱が行われ、祭りの終了時間まで盛り上がりを見せた。
17日も、ステージでは地元の子どもたちによるキッズダンスなどが披露された。19時ごろには「小室笑幸会」と「印旛龍凰太鼓」による和太鼓特別ステージが祭りを盛り上げた。その後も「たくさん盆踊り」とDJタイムが行われ、子どもから大人まで幅広い世代が踊りの輪に加わり楽しんだ。
2日間の祭りを終え、上田さんは「今年の花火も見事だった。地域の力の素晴らしさを再認識した。この伝統を絶やさず、しっかりとつないでいきたい」と振り返った。