「三須トマト農園」がトマトのオーナー制度を開始、1年に12回のトマト発送や収穫体験も

  2021/10/23
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10/23(土)「三須トマト農園」がトマトのオーナー制度を開始

1年に12回のトマト発送や収穫体験も

 「三須(みす)トマト農園」(船橋市印内3-37-30、TEL 047-404-2650)が10月中旬から、船橋市では初となるトマトのオーナー制度「わたしのトマトプロジェクト」を開始している。

 同プロジェクトは、オーナーが所有する苗を同園が管理し、オーナーの手元には定期的に収穫したトマトが届き、収穫体験もできる制度となる、同園の園主・三須一生(かずたか、44)さんは「三須トマトの固定客を増やし、現在の常連のお客様には収穫体験なども楽しんでいただき、何かしら還元できるような仕組みを整えた」と話した。

 「わたしのトマトプロジェクト」はレギュラーコース(5万4千円、税込)とプレミアムコース(9万8千円、税込)の2コースが用意されている。両コースともミディートマトの「フルーティカ」3本、ミニトマトの「ミニトマモモちゃん」6本のオーナーとなり、それぞれに名前をつけると苗にネームプレートをつけてくれる。

 栽培はビニールハウスで行うが、病害虫の侵入を防ぐために厳重な衛生管理となっているため、オーナーは普段は中に入って自分の苗をみることはできない。しかし、同園のInstagramや同園ホームページで成長をチェックできる。

 両コースとも栽培が休みとなる7月~10月以外の期間に、自分の木から収穫されたトマトが1回につき1箱届く。重量は箱込みで約1.8kg。レギュラーコースは1年に12回、プレミアムコースは24回の発送となる。2カ月に1回は、他の品種のトマトのおまけや、農家ならではのレシピもつくという。

 さらに、6~7月には4人までの収穫体験も特典に含まれている。ただし5人以上で収穫体験をする場合には追加料金が必要となる。

 現在、オーナー制度については、レギュラーコースは15組、プレミアムコースは10組募集中。先着順で受け付け、申し込みは同園のホームページから可能となる。

 三須さんは20代続く農家で小松菜を中心に栽培していたが一生さんが家業をついでからトマト栽培中心に舵を切った。土を使わず椰子の実の繊維を使った養液栽培を行い、「家族も食べるものなので」と農薬は極力使わない。

 病害虫を防ぐために一番細かい0.4mmの農業用ネットを使い、出入り口では靴底の消毒の徹底や、手袋、ハサミも消毒すると、徹底した管理を行っている。害虫に対しては、天敵の虫で対処することもあるという。

 「以前はトマトが好きではなかった」と話す妻の美智子(38)さんは「うちのトマトはおいしいから食べられる」とにこやかに笑う。

 美智子さんは「お店でしかトマトを見たことがない人たちにトマトの成長を見て、同じ木でも季節によって変わる味も楽しんでほしい。規格外で店頭には並ばないが、味は変わらない特大サイズや、双子のトマト、房付きなども2カ月に1度の『お楽しみ』で送る予定。外出がままならないこんな時期だから、家族で一緒にトマトの成長を楽しんでもらいたい」と同プロジェクトへの思いを話した。

 オーナー制度のトマト発送は11月から開始予定。

関連リンク:三須トマト農園インスタグラム(@misutomatofarm)

  • 土を使わず椰子の実の繊維を使った栽培

  • 髙い天井には光が透りやすい素材を利用

  • まだ花殻がついているトマト

  • 作業中の農園の皆さん

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