4年ぶり開催の「かつうらビッグひな祭り」、勝浦の市街地各所に800セット・7000体以上のひな人形

  2023/2/14
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4年ぶり開催となる勝浦市の風物詩、「かつうらビッグひな祭り」が2月24日~3月3日に開催されることが決まり、関係者の間で着々と準備が進められている。
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コロナ禍で開催を自粛してきた同イベント。今年は、新型コロナウイルス感染症沈静化を受け、万全の感染症対策を施した上で開催することを決定。
 
主催のビッグひな祭り実行委員会によると、「実施期間中、勝浦朝市出店者はそれぞれ1体ずつ、市街地の商店会各店及び金融機関でも店頭や店内にひな人形を飾ります。コロナ前3万体飾っていたひな人形ですが、今年は全体で7000体を飾る予定です」。
 
会期中一番の見どころとなる「遠見岬神社」では、60段の石段におよそ2000体のひな人形を9時~19時の間飾る予定だ。同所のひな人形は、毎朝40分ほどかけ飾り付け、15分ほどかけて毎晩撤収している。
 
初開催の年から19年に渡って設営・撤去を担当してきた池田素子さん(79)は、「久しぶりの開催で飾り付けが心配だったが、いつも40分~45分くらいだったが、今年は50分弱。ちょっと鈍ったかしら」とほほ笑むが、「でもね、今年でひな人形の飾りをする担当を降りようとも考えているの」と一転、寂しそうな表情も見せる。
 
池田さんの経営する「夢てらす・みよまつ」には3世代に渡って引き継がれてきた自慢のひな人形を展示する。来店客にうれしそうな表情でひな人形の由来を語る様子がテレビなどでも紹介され同イベントの顔となっている。
 
その他、覚翁寺山門前(9時~18時)に約600体、墨名交差点(9時~17時、土日は18時半まで)でも大規模なひな人形展示が予定されているという。
 
同市のビッグひな祭りは、姉妹都市連携している徳島県勝浦町で行われていたビッグひな祭りがルーツ。友好の証として初年度開催に時は、同町から2000体~3000体のひな人形が寄贈されたのだという。
 
久々の開催となる同イベント。観光業や商店街、勝浦名物の朝市でも会期中連携するイベントなどが計画されている。問合せ先は、ビッグひな祭り実行委員会(TEL0470-73-6641)。
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直前の祈願祭で遠見岬神社石段に飾られた約3000体のひな人形
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市内各所に掲示されているポスター
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3代に渡って引き継がれてきたひな人形と池田素子さん
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19年間の思い出を振り返り語る池田さん
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