大網白里町・イベント出店で出会った田中さんの構えた「結ごはん」に行った。

こんにちは。船橋市場でタウン誌とかローカルニュースの編集社を13年にわたって運営してきたやまけんです。4年半前くらいから市場の中に「市場カフェ」というカフェ兼コミュニティスペースを作ったのが縁でキッチンカーを取得。3年位の間キッチンカーにのって房総半島を回る経験をしてきました。

今回訪問したのは、房総半島のイベントを回っている時に知り合った「結ごはん」の田中博子さん。田中さんは、創作沖縄料理の屋台でいろんなイベントに出店してちょこちょこ顔を合わせていたのですが、今回実家の空いたスペースを使って実店舗を構えたのを知り（って言っても開店したのは結構前…）房総半島を回るタイミングでお邪魔してきました。

田中さんは、イベント出店の際には沖縄そばやソーキそばを提供していることが多かったのですが、出張料理人として腕を振るってくれる機会に出会う事も多かった。

以前に八街でクラフトビアガーデンの会合に参加した時には、めちゃうまい豚の角煮を提供してくれてて、「おいしいものが出るクラフトビール関連の企画には車で行くもんじゃないな」と後悔したのを思いだす。

そのほか、市原で行われたイベントの時にも…途中から急に寒くなってきた屋外のイベントで「沖縄そば」を提供してくれていたのでそれを食べてすごくほっこりしたのを覚えています。

このほかにも白子の「NBsurf＆camp　焚火＆テントサウナ」が立ち上がった時のプレイベントでも出会ったっけ。

そんなこんなで長い付き合いの田中さん。
移動販売は5年間みっちりと経験。イベントの少なくなったコロナ禍を利用して実家のスペースを飲食店として開業。房総半島で出会う移動販売事業者の多くは「健康志向」や「最初から自分で作る」などの手作りにこだわったレベルの高い職人集団。

田中さんの料理も同様に、「丁寧な仕込み」と「どんな悪条件下でもしっかりした料理を出す」という点で「まごわやさしい」を実践するハイレベルな職人技。こうした環境下での移動販売出店生活を振り返ってこう語る。

田中さん
「すごく豊かだなぁと感じるんです。自分で作って自分で売って。売る人も売り先も自分で選ぶ。移動販売ってタイミングと場所が合わない人はたどり着く事もできないんですよね」

気楽さを体験できる移動販売。自由さの反面、当然のように厳しさも実感させられる。売れなければそれまで。イベント開催に頼って生計を立てている人はイベントの開催が無くなれば収入が無くなってしまう事と表裏一体の自由なのだから。

そんな田中さんが店を構えたのはこんな場所。

こんな感じで日本の古民家を沖縄風に楽しめる和カフェ。ここで食べることのできる創作沖縄料理あらため、「ヒロコスタイル」は時間を忘れてゆっくりするのに最適ですよ～

結ごはんでの食事を堪能していると…

隣の席のおばちゃんと娘さんの会話が聞こえてくる。

何気なく聞き耳を立てていると、僕と田中さんの会話に向こうも聞き耳を立てていたらしく何となく会話が始まる。全く出会ったこともないし、この先も出会うかどうかわからないご婦人との会話。

話は旦那さんとのランチの話から、旦那さんが自分で作る男飯の話に。そのまま移住してきた17年前に話が進む。あっという間に近所の主婦たちが集まるカフェの話や手作りのパン屋さんのパンが人気で「いつも売り切れで困ってしまう」という話に。

ジェットコースターのようなこの話の展開に向こうの席の奥様も聞き耳を立てて、いいタイミングで会話に入ってくる。

向こうの奥様も移住組のようだ。北海道からやってきて2年。大網白里の生活に大満足だという。雪かきも雪下ろしもない。真冬の暖房代が全然違うという話から、こちらの奥方が北海道で経営していたカフェの話に…

あっという間に1時間が過ぎる。

「あぁ…結ごはんって本当に人と人とを『結ぶ』場所なんだなぁ」と実感。

また、時間を見つけてゆっくり来なきゃ！と決める。

ヒロコスタイル「結ごはん」

店名：ヒロコスタイル「結ごはん」
住所：千葉県大網白里市南横川2046
TEL：080-2717-9176
営業時間：11:00～16:00　※臨時休業の場合もあり
定休日：月曜日
駐車場：あり（無料）
[情報発信]
公式HP：結ごはん｜大網白里市の古民家風カフェ｜まごわやさしいごはん (yuigohan.com)
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