高根台の戸建て2階に焼き菓子とケーキの店「kashikotoba」、お菓子で気持ちを伝えられる贈り物を
3/16(木)高根台の戸建て2階に焼き菓子とケーキの店「kashikotoba」
お菓子で気持ちを伝えられる贈り物を
新京成線高根公団駅から徒歩3分、踏切付近の戸建て2階部分で、焼き菓子とオーダーケーキの店「kashikotoba(かしことば)」(船橋市高根台1-12-3 2階、TEL 070-2648-2999)が昨年12月18日にオープンし、3カ月がたった。
店主は、生まれも育ちも船橋市の蒲田紋子さん。食べることが好きで子どもの頃からパティシエに興味があったという蒲田さんは、大学で栄養学などを学びながら、製菓調理の専門学校でも学び、卒業後は地元のケーキ店で4年半勤務した。
「いつかは自分の店を開きたい」という思いがあった蒲田さんは、父・蒲田哲也さんが高根台の一軒家で店を始めるタイミングで、オープンを決意。
同店は赤い屋根が目印の3階建て戸建ての2階部分。1階では父の蒲田哲也さんが鍼灸マッサージ治療院「楽」を昨年10月1日にオープンしている。
約10坪の店内は、白や緑を取り入れたナチュラルな雰囲気。窓際には長テーブルがあり4席分のイートインスペースも確保する。
「できる限り手作りのものを提供します。お菓子にはそれぞれ意味や歴史があります。それらをお客様に伝えて、よりお菓子を好きになってもらえたら」と話し、「フィナンシェは金貨の形を表し、フランスの金融会社の近くの菓子屋が仕事中でも汚さず食べやすいお菓子をと作られたもの。ダックワーズは小判形。最中をモデルに作られたお菓子なんです」と蒲田さん。
店名の「kashikotoba」は「お菓子がメッセージを伝えるツールになれば」との思いが込められている。
メニューはクッキーやパウンドケーキなどの焼き菓子が約12種類。蒲田さんのおすすめはダックワーズ(180円)。自家製のプラリネが入り、香り良い仕上がりとなっている。「ごまフロランタン」(230円)は人気商品の一つだとも。バースデーケーキなどのホールケーキは事前予約にて販売する。
「ごまフロランタンは、お客様から『とにかくゴマが多いわね』と言われます。実は下の生地の量に対して上に重ねる部分を倍量で作っみたのがおいしくて、今では厚焼きで作っています」と蒲田さんは笑顔をっ見せる。
コーヒーやハーブティー(各300円〜)もあり、1階の治療院で30分以上の施術を受けると、同店で1ドリンクのサービスがつく。
来店層は小さな子ども連れから年配層まで幅広く、「とにかく気軽に来てほしい。今後は米粉のスイーツや地元の食材を使ったお菓子にもチャレンジしたい」と蒲田さんは意気込みを話す。
営業時間は10時〜20時。木曜定休。