JR西船橋駅みどりの窓口にシャッターアート、葛飾小の児童によるイラストで華やかに
3/28(火)JR西船橋駅みどりの窓口にシャッターアート
葛飾小の児童によるイラストで華やかに
JR西船橋駅(船橋市西船4-27-7)改札脇にある「みどりの窓口」のシャッターに、葛飾小学校の児童が描いたイラストを元にしたシャッターアートの施工が、3月25日早朝、完了した。
同所は今までは白いシャッターだった場所。同駅駅員で、プロジェクトに関わった右田大喜さんは「駅構内にシャッターアートをする事例は聞いたことがなく、前例がないなかでの取り組みだった。JR千葉支社管内で駅構内のシャッターにシャッターアートを施工した事例は、この事例が初かも」と話す。
2022年度、JR東日本では鉄道開業150周年を記念して各地でさまざまなイベントを実施してきた。そんななか、西船橋駅でも何かできないかと企画を練ったところ、「やったことがないことをしてみたい」という駅員たちのチャレンジ精神と、これまでは殺風景にも見えた閉店時の「みどりの窓口」のシャッターを彩ることで「アートで華やかにできたら」という案が重なり、「駅を楽しく魅力的に」をコンセプトに動き始めた。
そこで同駅から最も近い市内小学校であり、普段からも交流があるという葛飾小学校の児童に作品協力を依頼。テーマを「花の絵」と決め、ハガキサイズでの提出で依頼したところ、300枚を超える絵の提供があったという。
集まった絵は「ふなばし美術学院」(船橋市宮本2-3-1)が協力し、1枚のアートになるようデジタル編集をし、それをシート状にプリントしたものを業者がシャッターに施工して完成した。「何の変哲もないシャッターがアートに変わっていくのは感動した」と同駅駅員の伊藤史哉さんは目を輝かせた。
同駅駅長の加藤良太さんは「1枚1枚の子どもたちの絵から優しさやパワーが感じられる。地域の方々との繋がりを改めて感じ、地域交流の場としての役割をこれからも果たしていきたい」笑顔で話した。
「毎日の通勤・通学、時間に追われてイライラしたり気分の優れない時に、このアートを目にすることでほっこりしたり笑顔になっていただけたら嬉しいです」と駅員・右田大喜さんは微笑んだ。
シャッターアートが見られる時間は「みどりの窓口」が閉店している18時~9時。