クボタスピアーズによるラグビーアカデミー船橋校が4月開講、高瀬下水処理場上部運動公園(タカスポ)で
4/21(金)クボタスピアーズによるラグビーアカデミー船橋校が4月開講
高瀬下水処理場上部運動公園(タカスポ)で
船橋に拠点を置くプロラグビーチーム「クボタスピアーズ船橋・東京ベイ」(ホームグラウンド:船橋市栄町2−16−1)によるラグビーアカデミー船橋校が高瀬下水処理場上部運動公園(タカスポ)で4月18日から始まった。
クボタスピアーズは1978年創部と歴史あるクラブチーム。それ以降、ラグビーの普及活動、競技人口の確保、競技レベルの向上にも力を入れている。長くラグビーを続けられる環境づくりや、ラグビーを通じて健やかな人格の育成も目的としているほか、平日に競技ができる環境を提供し、競技機会を増やすことも目的としてアカデミーを開催している。
これまでは、ラグビーのリーグ「リーグワン」でのホストゲーム開催地である江戸川区、2020年に連携協定した成田市でクラスを開講。船橋市とは2016(平成28)年に協定締結し、市内各所でタグラグビー教室を開催したり、選手たちが街をパトロールするなどさまざまな地域活動を続けてきたが市内での定期的なアカデミー開催は実施していなかった。
船橋市が所有する人工芝グラウンドを備えた「高瀬下水処理場上部運動公園(タカスポ)」でのラグビー教室が許され、今年から船橋クラスとして同クラブのアカデミーを開講。初回の同日には小学生クラスに14人、中学生クラスに約25人が集まった。
アカデミーに参加した人は、この日はすでに地域のチームなどでラグビーをしている子どもが多く見られ、スキルアップのためや平日でも練習する機会を増やしたいという思いから参加していた。しかし同アカデミーとしては、「初めてラグビーをやるのでまわりについていけない、ラグビーに興味があるがタックルや怪我が怖い、タグラグビーからの移行などラグビーを習うにあたり不安を抱いているという方も参加できるよう、体格やスキルレベルごとのグループ分けや、トレーニングメニューの作成を行っていきます」と説明する。
参加者の保護者の中には「子どもは船橋の『FRC(船橋ラグビークラブ)』に所属しています。今日は体験で参加してみました」という人や「子どもが市川の『市川ラグビー少年団 りとるキング』でラグビーをやっています。船橋市民なのでこれまでは江戸川に通っていましたが、船橋クラスができるのは近くて助かります。人工芝で泥だらけにもならないし、母としてはうれしい」と話す人もいた。
練習はグラウンドの半面を使って行われ、中学生と小学生でゾーンを別けて実施される。基本的なスキル、テクニックを身につけるためのトレーニングや、この日はテニスボールを使ってボールをしっかり見て手先までもしっかり使うトレーニングなども行われ、最後はヘッドギアを装着してのゲーム形式も取り入れられた。
小学生クラスは小学3年~6年生が対象。クラスは毎週火曜、小学生=19時15分~20時30分、中学生=19時15分~20時45分。年会費7000円、月会費は小学生5500円、中学生6500円。体験は1回まで無料。