ふなばしアンデルセン公園子ども美術館で「第14回きりがみコンクール」授賞式、大賞受賞者は船橋在住の小学生

船橋

2023/4/23


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4/23（日）ふなばしアンデルセン公園子ども美術館で「第14回きりがみコンクール」授賞式

大賞受賞者は船橋在住の小学生

　ふなばしアンデルセン公園子ども美術館（船橋市金堀町525）で4月23日、「第14回きりがみコンクール」の表彰式が開催された。

　同コンクールは、アンデルセン童話の作者、ハンス・クリスチャン・アンデルセンがきりがみの名手としても知られていることから、船橋市の姉妹都市であるデンマークのオーデンセ市との交流を深める目的ではじまった。

　今回の応募総数は史上最多となる2112点。この中から、一般の部、中学生の部、小学生以下の部で優良賞3作品、優秀賞1作品の4作品ずつ、計12作品が選出された。さらに、船橋市長賞、オーデンセ市賞、アンデルセン公園子ども美術館賞など10作品が選出され、計22作品が受賞した。

　本コンクールの主催である船橋市公園協会の理事長・西水徹さんは、「船橋市に住む方からの応募も多いが、北は北海道、南は沖縄までさまざまな地域の幅広い年齢層の方々からも応募していただいた。これほど多くの素晴らしい作品の中から、今回の受賞作品22点を選出するのは非常に困難だった。応募作品を一つずつ見る中で、想像力をかき立てられ、改めてアンデルセン童話を読んでみたいと思わせられた」と話した。

　「2000を超える多くの作品の応募があったことは大変素晴らしいこと。これは日本とデンマーク、そして船橋市とオーデンセ市の強い絆を物語るものだと思う。このコンクールを通して、両者の絆がさらに深まっていくものと信じている」と話すのは、駐日デンマーク王国大使のピーター・タクソ-イェンセンさん。

　「第14回アンデルセン公園きりがみ大賞」を受賞したのは、船橋市の小学生、竹井悠悟さんの「裸の王様」をモチーフにした作品、「悲しい王様」。竹井さんは「受賞したと聞いたときはとても驚き、耳を疑った。作り終えた時は、やっと終わったという達成感があった。初めての応募だったが、きりがみは楽しいと思った」と話した。大賞の受賞者には、副賞として「デンマークへの旅『アンデルセンの奇跡をたどる』」が贈られた。

　今回の受賞作品は、過去の受賞作品やオーデンセ市の子どもたちの作品、ハンス・クリスチャン・アンデルセンの作品のレプリカと共に、5月14日まで子ども美術館に展示される。