「三須トマト農園」でGW農業体験企画、収穫から袋詰め作業など日頃の農作業を体験
5/5(金)「三須トマト農園」でGW農業体験企画
収穫から袋詰め作業など日頃の農作業を体験
「三須トマト農園」(船橋市印内3-37-30、TEL 050-3637-7450)で5月4日、5日の2日間、同園のビニールハウスで農業体験を開催した。
同園は主にトマトを栽培する農園で、ビニールハウスの面積は約992㎡。過去にトマト狩り体験を開催をしたが、今年はトマトの収穫だけでなく、袋詰めなども体験する内容で初めて企画した。
4日は大人向けの1日農業体験、5日は年長~中学生を対象として開催。トマトとキュウリの収穫をし、袋詰めなどの農作業の体験を行い、大人向けはランチとお土産付き(4,800円)、子どもはお土産だけが付く(1,800円)というもの。4日は女性3人が参加、5日は年長~小学5年生の5人が参加した。
同園の三須美智子さんは「お客様から『収穫以外の農作業の体験をしてみたい』という希望をいただいていました。またゴールデンウイークに子どもだけ参加できるイベントがあったら、お父さん、お母さんが休めて、子どもたちも楽しいいかなと思い企画しました」と話した。
5日の子ども向けの体験では、三須さんがトマトやキュウリの特徴、収穫に適した時期の見分け方、収穫方法などをわかりやすく説明。「トマトやキュウリがなっている様子をみるのは初めて」と話す子どもたちも、興味深く話を聞いていた。最初は自分で収穫時期を見極めるのに悩み「先生、これ大丈夫ですか」と三須さんに相談する様子も見られたが、次第に慣れて広いビニールハウスの奥まで進んで行く子どももいた。
収穫後は「シーラー」という袋の口をとめる器具を使い、三須さんに手伝ってもらいながら自分たちが収穫したものを袋詰め。「葉が多すぎると実が大きくならないので切り落とします」と説明を聞いた後には、切り取られた葉を集める清掃作業をした。日永旺良(ひながおうすけ)君(小学5年)の「この葉はリサイクルするんですか?」との質問に対して三須さんは「船橋では野焼きと言って燃やすことはできないので、お金を払って処分したり、一部は土に戻したりしています」と説明した。
最後に三須さんは「おうちの人に見せて今日のお話をしてね」と、黄色い花がついたトマトの枝を子どもたちに手渡した。子どもたちは口々に「楽しかった!」と声を上げビニールハウスを後にした。
4日の大人の農業体験では実際の出荷用の袋詰めも行い、昼食は三須トマト農園がトマトを納品しているイタリアンレストラン「ペルオラ」(北本町2-44-12)のトマトパスタが提供され「好評だった」と三須さん。参加者は「作業中は無心になれた」「疲れたけどああやって採ったものがお店に並んでいるのが分かった」と感想を話したという。
三須トマト農園では6月末にはトマトとキュウリの収穫体験を開催する予定。親子でも参加できる内容で詳しくは5月末頃に同園のホームページ、インスタグラム、公式LINEで告知される。