千葉ジェッツふなばしCS戦初戦黒星スタート、2戦先制で準決勝進出目指す
5/14(月)千葉ジェッツふなばしCS戦初戦黒星スタート
2戦先制で準決勝進出目指す
バスケットボール男子「日本生命B.LEABUE CHAMPIONSHIP 2022-23」(以下、CS)の年間王者を決めるクォーターファイナル(準々決勝)が5月12日から開幕し、船橋アリーナ(船橋市習志野台7-5-1)で5月13日、千葉ジェッツふなばし(以下、ジェッツ)と広島ドラゴンフライズ(同、広島)の初戦が行われ、接戦の末、70-72でジェッツは惜しくも勝利を逃し、黒星スタートとなった。
千葉ジェッツは今シーズン、パトリック新監督を迎え、天皇杯全日本選手権優勝、B1東地区優勝と2冠を達成。さらにB1リーグ記録となる24連勝、最高勝率・最多勝利数の達成など、多くの実績を残してきた。
CSでジェッツの対戦相手となった広島は今シーズン西地区4位、ワイルドカードでCS初進出となった。
ジェッツはホームでのCSクォーターファイナルを迎え、同日、会場の客席は赤色に染められていた。観客動員数は同アリーナで今シーズン最多となる4624人。
試合は、第1クォーター(Q)序盤から広島がリード。ジェッツは今シーズンから力を入れてきた3ポイントシュートを決めにいくも、第1Qは19-25、第2Q終了時には1点差まで追いつき、最後の1秒で富樫選手がブザービートを狙うも得点ならず、37-38で前半を折り返した。
第3Qでジェッツが流れを取り戻すと終始リードし、53-50で第4Qへ。第4Qでは残り約5分で59-60とリードを奪われ、その後も激しい接戦が続いた。残り1分25秒で富樫選手が3Pシュートを決め、67-70に。残り1分で70-70と同点に追いつくと、ブースターの「声炎」もさらに大きくなったが、残り30で広島が得点を入れ、70-72に。そのまま点を奪えないまま試合終了となった。
試合を終え、パトリック監督は会見で「明日はもっといいスタートでいかないと勝てない。リバウンドで負けた部分もあるので、タフネスなど、必要な部分を調整していかないと」と話した。
CS戦は2戦先制方式。ジェッツがこれまでCSを勝ち上がり初優勝したのは2020-21年シーズンのみ。その前までは2大会連続準優勝だった。昨年は東地区トップでCS出場を決めるも、クォーターファイナルで無念の初戦敗退となった。
ジェッツは今季、前人未到の3冠達成に向け、「ROAD TO THE TRIPLE CROWN」を合言葉に、リーグ制覇を目指している。
来場していたブースターは「残念だけど、明日と明後日がまだある。勝ち上がってもらって、優勝を祝いたい」と話した。当日見に行けなかったという市内在住の女性ブースターは「週末は用事があって見に行けない。今日(13日)も生観戦ができず、配信で応援していたが、15日ならアリーナに見に行ける。今からチケットを取る。絶対勝って欲しい」と勝利を願った。
13日時点、準決勝進出が決まっているのは「琉球ゴールデンキングス」のみ。ジェッツの試合は、14日開始は15時05分。14日に勝つと15日19時05分から第3戦が行われる。