郷土資料館で夏休みに合わせた企画展「私たちのまなびや」、今と昔が分かる展示やワークシップも
7/31(月)郷土資料館で夏休みに合わせた企画展「私たちのまなびや」
今と昔が分かる展示やワークシップも
船橋市郷土資料館(船橋市薬円台4-25-19、TEL047-465-9680)で現在、企画展「わたしたちのまなびや」が開催されている。
同企画展は、昨年が1872(明治5)年の学制公布から150年目の節目であったことと、学習内容、校舎、校章、服装、給食などの切り口から、学校や社会の変化を感じ取ってもらうことを目的としている。
同館学芸員の小田真裕さんは、「現在、市内には82の市立小・中・特別支援学校が開校しています。長い歴史の中で、学校の新設・統廃合やICT(情報通信技術)教育の導入など、市内の学校にはさまざまな変化がありました。夏休みに合わせたこの企画展で、学校や社会の変化を感じ取っていただければ」と話す。
展示室には、明治と現在の時間割の比較や、150年前の教科書、大正時代の文集、船橋小学校や豊富小学校の旧校舎の写真などの展示のほか、現在の学校の配置図も地図で分かりやすく示され、どういう順番で学校が新設されてきたかが分かるようになっている。
また、約15年にわたり船橋市内の情報を発信している「ふなばし再発見!!マガジン MyFuna(まいふな)」誌面に毎月掲載されている「船橋の学校めぐり」のページが読めるコーナーや、特別支援学校の教材・教具などを実際に使用して体験できるコーナーも設置。そのほか、時代ごとの給食サンプルや校章なども展示されている。
ワークショップも開催され、8月1日~4日は市立船橋特別支援学校小学部教諭による「子育てのヒント 乳幼児・児童の発達段階に応じた教材・教具の与え方と使い方(仮)」(当日自由参加)や、8月8日には元市立中学校教諭の「ポチ造先生」による「空き缶を使ってカブトムシを作ろう」(定員12人、要申込、小学3年生~中学生対象)、8月18日には「MyFuna」による「親子で対決!ふなばしクイズ」(当日自由参加)なども予定する。そのほか、館内で出題されるクイズラリーは毎日開催している。
同館の石井清士さんは「小学校は皆さんが通う身近な存在ですが、小学校から離れるとなかなか、今がどういう状況なのか知ることが難しいかと思います。今回の展示で明治から現在までの学校についてのいろいろな発見を楽しんでほしい」と呼びかける。
展示は9月10日まで。開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜休館。入館無料。
関連ページ:郷土資料館企画展「私たちのまなびや」