東船橋「おおすか整形外科」で 「第41回転ばぬ先の体操教室」、運動も実践して骨粗しょう症について学ぶ
8/22(火)東船橋「おおすか整形外科」で 「第41回転ばぬ先の体操教室」
運動も実践して骨粗しょう症について学ぶ
JR東船橋駅南側にある「おおすか整形外科」(船橋市東船橋1-22-8、TEL 047-411-0777)で8月19日、「骨折は起こす前も起こした後も大事」をテーマとした無料公開講座「第41回転ばぬ先の体操教室」が開催された。
同院では2、3カ月おきに「転ばぬ先の体操教室」と題した市民向けの公開講座を実施している。今回は「骨粗しょう症の治療の必要性について」がサブテーマになっており、同院院長の大数加光治さんによると「骨粗しょう症は皆さんの関心が高いテーマで、2019年以来久しぶりのテーマ」と話す。同日は18人が参加した。
会の前半に行われた講義では、スライドを使って骨粗しょう症の未治療患者数が1100万人ほどいること、女性の方が男性より骨折経験割合が高いなどの説明があった。
また、手首が骨折することを「お知らせ骨折」ともいい、骨粗しょう症を疑うきっかけになることや、「いつの間にか骨折」と呼ばれる70パーセントが無症状の脊髄圧迫骨折の説明があり、どんどん骨折をしてしまう「ドミノ倒し骨折」を防ぐことが大切だという話があった。
そのほか、18歳までに骨密度が上昇するので若い時に骨量を高めることが大切であること、骨粗しょう症の測定方法、サプリや薬の紹介など、幅広い内容の講義が行われた。
後半は、理学療法士の指導のもと、骨粗しょう症を防ぐための骨を強くする運動と転倒予防の運動の紹介があり、今回は転倒予防の運動を参加者全員で行った。椅子を使ったスクワットや片脚立ち、体ひねりなど6つの運動が紹介され、理学療法士らにサポートされながら実践した。
最後に、今年4月から船橋市内で配布している「骨粗しょう症連携手帳」の紹介があり、大数加さんは「市内で使えるので、正しく治療が受けられるように、お薬手帳のような感覚で使ってほしい」と話した。
講座終了後には参加者から活発な質問が飛び交い、初めて参加したと話す70代の女性は「とても勉強になった。運動も分かりやすかったので続けたい」と話した。
次回は12月ごろにリクエストが多い「腰痛」についての講座を開催する予定だという。