古和釜小学校音楽部が少人数で初の全国大会へ 、県大会で金賞と特別賞受賞
11/15(水)古和釜小学校音楽部が少人数で初の全国大会へ
県大会で金賞と特別賞受賞
古和釜小学校音楽部(船橋市松が丘3-42-1)が、10月に開催された「第65回千葉県吹奏楽コンクール」で同部初となる金賞を受賞したことが分かった。
同部は、10月7日に「森のホール21」(松戸市)で開催された「第12回日本学校合奏コンクール」千葉県大会に出場し、金賞と特別賞の谷畑賞を受賞した。
4年生から6年生までの児童18人で活動している同部。コンクール当日は、インフルエンザなどで4人が欠席し、14人で出場したという。顧問の田中舘裕美さんは「他の学校に比べてかなり少ない人数なので、ステージに私たちが立った時は、会場から『少ない』という声でちょっとざわついていた」と振り返る。「当日の朝に、休んだパートをどう補うかバランス調整した。日頃から他のパートも自然と練習している部員ばかりなので、無事に演奏できた」と田中館さん。「コンクールには大舞台で演奏するという経験をさせたかったので出場したが、まさか金賞がとれるとは驚いたし、うれしかった」と喜びを話す。
昨年は25人だったが今年は18人で活動している同部。50人用の楽譜を18人用に変更して演奏するため、基本的に1パート1人の演奏になるという。「とにかくいい音にこだわって、基本に忠実に演奏するように伝えている」と話す。4年生で入部するとまず始めに打楽器練習をするので、全部員が打楽器を演奏できるのも少人数ならではの強みだという。「誰でも主役になれるし、練習で休む人がいると、その休んでいる人のパートもみんなが演奏できるように自然になっている」とも。
現在は11月18日・19日に館山市で開催される「全国大会グランドコンテスト」に向けて練習に励んでいる同部。5年の片桐咲英さんは「ソロは緊張したけど、自分の音を強調できたのがよかった。家では指の動きや歌ったりして練習している。ソロで目立つ演奏をしたい」と話す。
部長の平山想乃さんは「インフルで県大会に出場できなかったので悔しかった。全国大会は悔いが残らないようにがんばりたい」と意気込みを話した。県大会に欠席した部員のパートを演奏したという坂川光多郎さんと𠮷田誠之介さんは「高い音が安定するように吹きたい」「細かいところを気を付けて演奏したい」とそれぞれ目標を話した。
「昨年の6年生の背中を見てこの子たちはがんばっている。みんな演奏するのが大好きで、練習熱心な子が多い。全国大会は古和釜小にしか出せない音で、全員で演奏できれば」と話した。