大谷翔平選手からのグローブが船橋にも、船橋小学校の寄贈式でお披露目
1/12(金)大谷翔平選手からのグローブが船橋にも
船橋小学校の寄贈式でお披露目
米大リーグ・ドジャースに移籍したメジャーリーガーの大谷翔平選手が全国の小学校に寄贈したグローブが1月11日、船橋市に到着した。12日には市内小学校を代表して、船橋小学校で寄贈式が行われた。
午前中の休み時間を利用して行われた寄贈式には、同校6年生約90人が出席。噂を聞きつけた下級生たちが、会場の体育館をのぞきにくる姿も見られた。
児童たちにグローブを手渡すために訪れた松本淳教育長は、大谷選手からの「野球しようぜ!」の言葉が入ったメッセージ全文を読み上げ、「大谷選手の気持ちに応えて、ありがとうの気持ちを抱きながら使ってほしい」とあいさつした。さらに「能登半島にも多くの小学生がいる。被災した小学生たちが野球を楽しめる日が早く訪れることも願ってほしい」と続けた。
次にあいさつした渡邊尚久校長は「大谷選手自身は、きっと夢をかなえる途中にいると思っているはず。まだ何かの過程にあるとしても、いろいろな人に夢や希望を与えることができることを教えてくれている」と話した。
その後、松本教育長から代表児童にグローブが手渡され、4人の児童が大谷選手から贈られたグローブを使って順番にキャッチボールを行った。全員が静かに見守る中、ボールを受け止めるたびにグローブから心地いい音が響き、重責を果たした児童たちには大きな拍手が送られた。
児童たちからは「大谷選手と同じモデルのグローブは、ボールを取りやすく楽しかった」「色も格好いい。大切に使う」「グラブという夢を与えてくれてありがとう」などの声が聞かれた。
同校でのグローブの扱いについて渡邊校長は「これから子どもたちに使い方を考えてもらう。大谷選手の気持ちを受け取ってくれたらうれしい」と話す。
船橋市教育委員会では、市内の残り55校の小学校にもグローブの配布を順次行っていくという。