船橋市の写真広報誌「Photoふなばし」企画展、昭和平成の懐かしい船橋のモノクロ写真を公開

  2024/1/27
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1/27(土)船橋市の写真広報誌「Photoふなばし」企画展

昭和平成の懐かしい船橋のモノクロ写真を公開

 1998(平成10)年3月に廃刊となった船橋市発行の「Photoふなばし」の企画展第一弾がイオンモール船橋(山手1-1-8)1階「KEYUCA(ケユカ)」前で開催している。

 「Photoふなばし」は、1984(昭和59)年6月に創刊され、船橋市が隔月で年6回発行していた出版物。当時月2回発行の『広報ふなばし』では伝えきれなかった市政や町中の出来事などをさまざまな視点から撮影したモノクロ写真を中心として掲載していたが、1998(平成10)年3月に廃刊となった。

 写真展の第一弾では創刊号が発刊された1984年から1988年までを振り返り、各号の全表紙と、広報課が選りすぐった紙面を展示。立ち寄った来店客から当時を懐かしむ声が聞かれた。

 広報課の真田好之さんは「当時は今のネットのような役割を果たしていた。写真は広報課の職員が撮影し、市役所の暗室で現像もしていた」と振り返る。

 写真の中にはJR船橋駅の24時間を追ったもの、深夜の街角、市内の全駅と駅長の紹介などユニークで時間をかけて撮影されたものが多く、写真から当時の船橋市民の生き生きとした息吹が伝わってくる。

 前貝塚に住む60代の男性は「発行された頃は見ていなかった。子どもの頃行った銭湯が懐かしい。銭湯の文化もなくなっていくんでしょうね」としみじみ話した。

 「Photoふなばし」は写真だけでなく、「まちなかの文化財」「サークル通信」などの連載コラムや人物紹介などのページもあり、当時の市民の話題作りにも役立ち、交流の一助を果たしていた。

 同企画展は4月以降に第2、第3弾を予定する。「Photoふなばし」の原本は現在船橋市役所の広報課にだけ保管されている。広報課の田中恵美さんは「現在、船橋市のホームページで創刊号からVol.28(1988年11月発行)までを公開していて、ダウンロードもできるのでぜひご覧ください」と話す。Vol.29以降も5年ごとにまとめて公開していくと言う。

 企画展第一弾の開催は2月6日まで。

関連サイト:
昭和59年発行「Photoふなばし」(創刊号~Vol.4)を公開中!|船橋市公式ホームページ (funabashi.lg.jp)

  • イオンモール船橋の展示会場

  • Vol.9(1985年9月発行)は当時38軒あった銭湯の特集

  • 創刊号(1984年6月発行)では施設利用者の笑顔があふれる写真が取り上げられている

  • Vol.22(1987年11月)の特集「秋祭りの人々」

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