ふなばしアンデルセン公園で恐竜作家の企画展、恐竜のジオラマや実寸大の着ぐるみなど展示
5/27(月)ふなばしアンデルセン公園で恐竜作家の企画展
恐竜のジオラマや実寸大の着ぐるみなど展示
ふなばしアンデルセン公園子ども美術館(船橋市金堀町525、TEL047-457-6661)で5月25日、恐竜のジオラマや実寸大の着ぐるみなど展示する企画展「恐竜作家の原嶋剛慎(ひさみつ)の『myダイノワールド』」が始まった。
展示を手がけたのは、恐竜をテーマにしたジオラマ製作やリアル恐竜着ぐるみでのパフォーマンスなど、日本全国で「恐竜作家」として活動をする原嶋剛慎さん。「小学1年生の時に博物館で見た恐竜に夢中になり、今でも恐竜になりたいくらい大好き」と話す原嶋さん。小学生で模型作りを始め、以来約30年に渡って恐竜への情熱を抱き続けている。
会場には原嶋さんが制作した模型が並び、恐竜が獲物をむさぼる姿や、親の恐竜が子に獲物を分け与える姿などを、ジオラマ形式で展示している。原嶋さんが普段の活動で使用している実寸大の着ぐるみや、恐竜頭部の動きを再現する機械なども含め、計20点以上の作品が並ぶ。
同館の芸術美術指導チーフを務める柴田孝利さんは「原嶋さんはリアルな造形力や創造力を持つ非常にレベルの高いアーティスト。今回の展示は、美術家がやらないとできない、他では見られない企画展」と自信を見せる。
「今回の企画展には、自分の『恐竜が好き』という気持ちを込めた」と話す原嶋さん。原嶋さんは東京都出身。2013年に日本工学院八王子専門学校グラフィック科卒業後、ディスプレイの仕事を多く手掛けている。同館の柴田さんは「原嶋さんには過去にディスプレイや造形物の制作を手伝っていただき、同館との付き合いは長い」と振り返った。現在、「恐竜作家」として活躍中の原嶋さんは、全国各地での作品展、着ぐるみを着てのパフォーマンンスを行うかたわら、学校や博物館から「恐竜教室」などの依頼を受けることも多いという。
「好きなことを突き詰める点で、大谷翔平選手を尊敬している。子どもたちには、好きなものにとことん打ち込んでほしい。周囲の大人は、多少危なっかしくても、できるだけ見守ってあげてほしい」とも。
開催時間は平日=9時30分~16時、土曜・日曜・祝日=9時30分~17時。月曜休館(7月15日は除く)。入館にはふなばしアンデルセン公園入園料(一般=900円、高校生=600円、小中学生=200円、幼児=100円、3歳以下無料)が必要。企画展は7月15日まで。