東船橋に新たな日本語学校「BTS言語学院」開校、日本の文化も学べる学校目指す

  2024/8/30
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8/30(金)東船橋に新たな日本語学校「BTS言語学院」開校

日本の文化も学べる学校目指す

 新聞販売店向けに留学生の紹介事業を行う「トーワ」が「BTS言語学院」(船橋市市場4-12-13、TEL 047-411-8159)を4月5日、東船橋から徒歩8分、市立船橋高校にほど近い場所に開校し、4カ月が経過した。

 「B」=BEST、「T」=TEACHERS、「S」=STUDENTSの頭文字から名付けた同校は、「ベストな教師陣が日本語教育、生活指導を通し、ベストな生徒たちを育成して、ベストな日本語学校を目指す」ことを理念に掲げている。

 同校の代表は、中国出身の李奇さん。李さん自身も留学生として約20年前に中国から来日した。李さんの留学時代、留学生たちは日本語の勉強はしたが、日本の文化や習慣などがなかなか身に付かず、その結果、日本での夢が叶わず帰国した留学生が身近に何人もいたという。その経験から、日本語だけでなく、日本で生活するために必要な情報を伝えられるような学校を開きたいと思い、今回新しく日本語学校を開校することになった。

 現在、5人の専任教員のもと、ネパール、フィリピンからの留学生34人が学んでいる。10月にはベトナムから約50人が第2期生として来日するという。

 主任教員の高橋満実さんは「本校は4学期制で、大きなテストが4回あるので、実力をきちんと把握して指導することができる」と話す。また、「日本語だけでなく日本の生活や文化を学ぶことも大切にしているので、先日の遠足は浅草に行ってきた。また防災館で地震や台風などについても学んだ。日本の生活に慣れるようなカリキュラムを考えている」とも続けた。

 校長の野上英明さんは「留学生たちには、母国との懸け橋になってほしいし、多文化共生社会の担い手になってほしい。そのためにも語学だけでなく、日本の文化を学んでほしいので、いろいろな行事に参加したり、地域との交流も積極的に行っていきたい」と話した。

  • 大きな声で音読する学生

  • 現在は2クラス。定員は100人

  • 「みんな仲がいい」と話す学生ら

  • 静かな場所に位置する「BTS言語学院」

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