松が丘でオレンジカフェ「わくわくカフェ ふぁんたいむ」、敬老の日に合わせて初回開催
9/21(土)松が丘でオレンジカフェ「わくわくカフェ ふぁんたいむ」
敬老の日に合わせて初回開催
オレンジカフェ「わくわくカフェ ふぁんたいむ」が9月16日、松が丘緑地にほど近い古和名町会会館(船橋市古和釜町777-20)で初開催され、約40人が参加した。
オレンジカフェは、認知症の人やその家族、地域住民など、誰もが気軽に集うことができる居場所のこと。100~300円を程度の参加料を支払い、ドリンクを飲んだり茶菓子を食べたりしながら、ダンスや体操などのイベントを通じて互いに交流できる。
主催するのは、「駄菓子屋よこチャン」(松が丘2)店主で、児童ホームなどでバルーンアートを披露するパフォーマー「keke(ケケ)ちゃん」としても活動している横山恵子さん。「オレンジカフェというと認知症患者とその家族向けというイメージがあるが、誰でも参加できるようにした。世代を問わず認知症の人と交流することで、年齢や立場に関係なく関わることができる楽しい時間を作ることができると考えた」と開催経緯を話す。「初回は敬老の日に開くと決めていた」とも。
この日は9時〜12時のドリンクや茶菓子を囲んでの交流に加え、10時〜11時30分には船橋市在住の若手落語家・春風亭橋蔵さんによる落語会も行った。町会の掲示板にチラシを掲示するなどして告知し、会場には小学生からシニア層まで幅広い年代の地域住民が集まり、用意した40席は満員となった。
落語会では、まず橋蔵さんが落語の楽しみ方の解説として、ニワトリやウシなどの動物が出てくる小ばなし4つを披露。その後、古典落語の「動物園」と「長短」、休憩を挟み、「試し酒」の3席を演じた。「試し酒」では大酒飲みの男が大盃で酒を一気に飲み干すシーンがあり、橋蔵さんの演技に客席から大きな拍手が送られた。
地元松が丘から来場した60代の女性は「橋蔵さんの落語会に参加するのは2回目だが、今回もとても楽しかった。たくさん笑った」と話した。
横山さんは「子どもも大人も大爆笑で、とてもよい雰囲気だった。大盛況で1回目を終えることができたのも、出演を快諾してくれた春風亭橋蔵さんのおかげ。いつも支えてくれるボランティアスタッフにも感謝している」と満足気に話した。
次回は10月14日に「駄菓子屋よこチャン」で開催予定。開催時間は10時~12時。