藤原のロータスケアセンターで「解体祭」 福祉施設の解体を通じた地域コミュニティづくり
11/2(土)藤原のロータスケアセンターで「解体祭」
福祉施設の解体を通じた地域コミュニティづくり
JR武蔵野線・船橋法典駅と東武アーバンパークライン・馬込沢駅の間、木下街道沿いの老人保健施設「ロータスケアセンター」(船橋市藤原5-23-1、TEL047-439-6011)で10月26日、27日の2日間にわたって「解体祭」が行われた。
施設を新築したため、旧施設解体を予定。施設を運営する医療法人弘仁会ではこれまでにも未病段階での地域住民とのコミュニケーションを大切にしてきた。施設解体を「終わり」ではなく、「始まり」としてイベントにまとめ上げた。
老人保健施設「ロータスケアセンター」に「ロータス保育園」が敷地内に併設。卒園児や在園児とその親、施設に入居している高齢者とその家族を中心に地域住民を巻き込んだイベントとして開催した。
コロナ禍に休止していた「ロータス祭り」を4年ぶりに開催。駐車場にやぐらを組み、職員と近隣住民が一緒になって盆踊りを踊った。26日は昭和の盆踊りを、2日目の27日には令和の盆踊りを実施。
解体される施設を専用塗料で自由に彩る大掛かりな「らくがき大作戦」では、子どもたちも学生も一緒になり全身を塗料まみれにして壁や床に思い思いの絵を描いた。
そのほか、「みんなでつくる年表」や解体施設をバックにした「解体ショベルカーフォトブース」、再生コンクリートの流れと技術を展示したブースに新築の施設内覧会などを含めた企画を実施。
施設や法人職員が提供する縁日や模擬店。関係のある高校や大学のブース出店に加え、27日には市内で活動する社会人サッカーチーム「船橋FC」、3人制プロバスケットボールチーム「SAKURA」などのブースも展開、近隣地域で活動するキッチンカー出店もにぎわいを後押しした。
27日は市内外から視察も受け入れ、「地域デザインカンファレンス」を実施。武蔵野美術教授・大若杉浩一さん、病院マーケティングサミットJAPA代表・竹田陽介さん、弘仁会理事長の梶原崇弘さんらのミニ講演会、パネルディスカッションも行った。