高根公団駅近くに「シェアキッチン クレアシオン」、「販売ブース」も時間貸しで
11/18(月)高根公団駅近くに「シェアキッチン クレアシオン」
「販売ブース」も時間貸しで
新京成線高根公団駅から徒歩約3分の住宅街の一角に、「シェアキッチン クレアシオン」(船橋市高根台7-11-5、TEL090-8534-0006)が5月30日にオープンし、間もなく開業から半年が経つ。
同店オーナーの渡邉詩子さんは大阪府池田市生まれで、2018(平成30)年4月から市川市在住。2021年から「ポエムチャイルド」という屋号で米粉シフォンケーキや自然素材・植物性材料を使用したスイーツを製造し、マルシェや自動販売機などで販売してきた。
2022年2月、同所にアトリエキッチンを開設して製菓作業を続けていたが、今年5月からはシェアキッチンの運営も開始。
渡邉さんは「始めは市川で物件探しをしていたが、縁が繋がりこの場所にたどり着いた。利用者にできるだけ負担なく、楽しく創造・創作できる空間を提供していきたい」と意欲を見せる。
約3坪のレンタルスペース部分は、調理や製菓作業を行う「キッチンブース」(1時間1,100円)と、製作した菓子などを販売できる「販売ブース」(1時間800円)に分かれる。どちらも長時間利用で割安になる「長時間パック」を用意する。
キッチンブースには、ガスオーブンやIHクッキングヒーター、鍋・フライパンなどの調理器具、ボールや計量カップ、泡だて器などの調理小物一式を取り揃える。特殊な調理器具や調理に必要なものは持ち込み可能(ガス製品を除く)。飲食店営業許可と菓子製造業許可も取得済みとなっている。
「月2,200円で大型の調理器具を保管できるサービスも好評」と渡邉さん。利用者からは「シェアキッチンは近所には少ないので、新しく開設されてうれしい」や「器具や設備が揃っていて助かる」などの声があったという。
渡邉さんは「自分自身、製菓販売を始める際に、資金面や設備面で困ったことが多かった。その経験を活かし、利用者のサポートをしながら一緒に夢を形にしていきたい」と意気込み、「登録料や年会費もないので、販売への第一歩を気軽に踏み出してもらえたら」と笑顔で話した。
利用可能時間は8時~21時(オーナー都合により変動あり)。不定休。駐車場1台(軽自動車のみ、近隣にコインパーキング多数あり)。予約は電話かホームページから。