津田沼「台湾茶屋モクテルストーリー」が5周年、「台湾体験教室」など文化の発信にも注力
11/21(木)津田沼「台湾茶屋モクテルストーリー」が5周年
「台湾体験教室」など文化の発信にも注力
JR津田沼駅から徒歩10分の場所にある「台湾茶屋モクテルストーリー」(習志野市谷津1-11-4)が11月2日、5周年を迎えた。
店主のリン・ケイキさんは台湾・高雄市出身。大学時代にワーキングホリデーを利用して初来日し、その後、交換留学を経て日本で就職。現在も会社員として働きながら同店を経営している。
「幼い頃からアニメやドラマで日本に親しみを感じていた。今では日本が第二の故郷」と語るリンさんは、雰囲気が好きな津田沼に、台湾好きの仲間が集まる場所を作りたいという思いで店を始めた。
店名は、台湾各地に独自のドリンクがあることを表現している。「ドリンクごとのストーリーから台湾をもっと知ってほしい」とリンさん。
メニューは、黒糖タピオカラテ(560円~)など日本でも馴染みのある商品に加え、乳酸菌飲料入りのお茶「多多緑茶」(520円~)、台湾南部発祥の「冬瓜ラテ」(550円~)など、珍しいドリンクも含め40種類以上。ほうじ茶ラテと抹茶ラテを除き、すべてが台湾発祥のメニューとなっている。
リンさんが実家の味を再現した「魯肉飯(ルーローファン)」(740円)や、客からのリクエストで始めた豆乳デザート「豆花(トウファ)」(530円)などのフードメニューも提供する。
5年前、開店2カ月後にコロナ禍に見舞われたが「海外旅行が難しい中で、台湾の雰囲気を感じられる店を大切に思ってくれるリピーターが多かった。お客さまの支援のおかげで乗り越えられた」とリンさんは振り返る。
2023年9月からは、月に2回のペースで「台湾体験教室」を開いている。オンライン中国語講師の経験を生かし、リンさんが台湾の文化や歴史に触れながら初級中国語を教える。「ただのタピオカ店にはしたくなかった。文化の発信に力を入れ、言語を知ることで文化や民族を理解し、旅行もより楽しくなればと思う。台湾好きの交流の場にもしていきたい」と意欲を見せる。
営業時間は11時~19時。水曜・木曜定休。