「第1回ふなばし異業種交流会」開催、新たな視点とつながりを生む場に
11/29(金)「第1回ふなばし異業種交流会」開催、
新たな視点とつながりを生む場に
船橋市が主催する「第1回ふなばし異業種交流会」が、セミナーハウス クロス・ウェーブ船橋(船橋市本町2-9-3)で11月22日に開催され、約100人が参加した。
同会は、もともと「経済ミーティング」という名称で、2014(平成26)年から13回にわたって開催されてきたが、コロナ禍で一時中断していた。
松戸徹市長は「さまざまな業種の人々がつながりを持つことで、船橋をより活気ある街にしたいという思いでスタートした」と話し、「今回の再開で、新たな分野とのつながりが広がれば」とあいさつをした。同日は、事前に申し込みをした「これからの船橋の活性化に興味がある人」約100人が参加した。
同会は2部構成で行われ、地域活性化や新たなつながりをテーマにした第1部の講演会と、第2部の交流会を通じ、建設業や運送業、飲食、スポーツ、アーティストなどさまざまな職業や分野の参加者が意見を交わした。
第1部の講演会には、船橋が舞台として登場する「きらきら眼鏡」などの作品で知られる、小説家の森沢明夫さんと梨農家・芳蔵園(二和東2)代表の加納慶太さんが登壇。「顔が見える関係性」というテーマで、それぞれの経験を交えながら講演した。
森沢さんは、心理テストを取り入れながら「意識する対象が人生の見え方を変える」と解説し、直接顔を合わせる重要性を強調。「ポジティブな意識を持つことで、日常の中に幸せを見出すことができる」と話した。
加納さんは、農業をより身近に感じてもらうため、直売所での対面販売や、農業体験イベントを積極的に行っていることを紹介。地域農業の未来を見据えた取り組みとして「食品ロス削減や地元食材を活用したメニュー開発にも取り組んでいきたい」と意気込む。
第2部の交流会では、名刺交換や事業PRの時間が設けられ、活発な意見交換が行われた。参加者からは「他分野の方との交流で新たな視点を得られた」「船橋全体が盛り上がる場として期待したい」と感想を話した。
次回は年明けに開催予定。