開催10回目を迎えた「ひがふなフェスタ」盛況に、「防災・防犯」と「子どもたちの未来のために」
12/4(水)開催10回目を迎えた「ひがふなフェスタ」盛況に
「防災・防犯」と「子どもたちの未来のために」
JR東船橋駅南口(船橋市東船橋2)周辺において「第10回ひがふなフェスタ2024」が12月1日に開催され、駅前の通りが人で埋め尽くされるほど、多くの来場者でにぎわった。
同イベントは、地元の経営者たちが東船橋エリアを盛り上げようと企画し、2015年から続くイベントで、今回10回目を迎えた。コロナ禍の時期はリアル開催の断念を余儀なくされ、オンライン開催に挑むなど、形態を変えて実施してきた。
開会のあいさつで、ひがふなSHOW展街副会長・積田慎太郎さんは「私が幼少期のころはこのあたりは畑だらけで、お祭りなんてなかった。子どもにとってお祭りは一生の思い出として残る。子どもたちが大きくなって、このお祭りを残していきたいと思ってもらえるようなお祭りでありたい」と思いを伝えた。
主催の「ひがふなフェスタ運営事務局」には多くの地域住民が携わる。東船橋駅周辺の多くの事業者が会員となっている「ひがふなSHOW展街」、同局の活動を援助・応援する法人や個人商店が加盟する「ひがふな協賛会」、地域の活性化につながるイベント企画や地域の環境改善に関する活動、地区内における共通問題の解決に関する活動などをしているメンバーで構成される「ひがふな委員会」も事務局に入っている。
同イベントの目的は大きく掲げて3つあり、「防犯・防災の強化、」「子どもたちの未来のため」「JR東船橋駅を中心とした地域住民、商店、企業、学校などの横の連携」を打ち出している。
当日は東船橋駅南口の道路を車両進入禁止にし、イベント開催エリア内にステージを3カ所設けた。開会式は宮本中学校の生徒会が司会を務め、各ステージでは宮本小学校、宮本中学校、市立船橋高校、県立船橋高校の音楽パフォーマンスの発表などが行われた。地元ダンスチームや保育園児によるダンスのほか、「船橋笑いヨガクラブ」など、高齢者もステージを盛り上げた。
メインステージ側には、警察署や消防署によって、パトカー乗車や起震車などの体験ができるようになっていた。「宮本中学校エリア」には、PTAによる制服のリユース品の販売や手作り品の販売、ユニセフの募金活動が行われた。
スポーツエリアでは、地元少年野球チーム「宮本ビーバーズ」によるストラックアウトやコリントゲームに子どもたちが列を成し、健康エリアでは、地元の接骨院やなどによるクイックマッサージや骨密度測定などが行われた。
「2年前に東船橋に引っ越して来たばかり」という来場者は、「去年に引き続き今年も来た。子どもはクジが楽しかったのを覚えていて、また今年も挑戦した」と話し、小学5年生の男児は「このお祭りは何回か来たことがある。今年は友達と子どもだけで来た」と話した。