
高根木戸にブラジル出身の2人が「Le Petit Cafe」開業 キッシュやブラジル料理を振る舞う
6/26(木)高根木戸にブラジル出身の2人が「Le Petit Cafe」開業
キッシュやブラジル料理を振る舞う
高根木戸駅から大通りを渡った場所にある高根木戸商店会に5月7日、「Le Petit Cafe(ル・プティ・カフェ)」(船橋市高根台6-8-1、TEL047-404-8522)がオープンし、間もなく2カ月を迎える。
同店の店主は、ブラジル出身で2007年から18年間日本に住んでいる久富・アナ・クララさん(以下、アナさん)。一緒に店を切り盛りするのは、日本国籍だけど同じくブラジル出身の石川智恵美さん。
アナさんは今年2月末まで、薬円台にあった「カフェシンシア」(薬円台6-6-6)で働き、「アンちゃん」の愛称で親しまれていたスタッフ。「シンシア」で働いていたころから、メニューに度々ブラジル料理が登場するなど、料理の腕を振るっていた。同所の閉店が決まったとき、アナさんは「いつかやりたい」と思っていた自分のお店を持つことを現実へと変えるべく、動き出した。
物件を探していたところ、知人の紹介で高根木戸の同所が見つかった。白とナチュラルな木の温もりを基調とした店内には16席を用意する。
メニューはキッシュ、パスタ、カレーなどをメインしたランチセット(1,480円。サラダ、スープ、パン付き)のほか、ブラジル料理も用意する。ブラジルの家庭料理として愛されているという「コシーニャ・キビ」「パステル」「モッツァレラコロッケ」の3種類の揚げ物がセットになった「ブラジルミックス」(単品780円)も用意している。
「スイーツプレート」や15時~16時30分限定で「アフタヌーンティーセット」(1,580円)などもそろえ、スイーツには「ココナッツケーキ」「オレンジケーキ」「キャラメル入りバナナケーキ」などアナさんと智恵美さんとのレシピによるスイーツが店内に並んでいる。
ドリンク類は、コーヒー、紅茶のほか、ルイボスティー、自家製ジンジャーエール、ブラジルの飲料「ガラナ」(アマゾンフルーツ味。500円)もそろえる。さらに、アルコール類もあり、ビール(650円)、赤・白ワイン(550円)も扱う。
アナさんの父母はブラジル・サンパウロでケータリング業を家業として営んでいたことから、料理の腕は父母を手伝いながら身についていたという。カフェシンシア時代からいっしょに働いている智恵美さんも、過去には別の飲食関係の仕事に就いていた経験もあるほか、「料理を作るのが大好き」ということから2人は意気投合し、開業にいたった。
「キッシュはフランスの料理ですが、今後はブラジル料理などももっと扱っていきたいと思っている」とアナさん。
月末最終土曜は毎月「スペシャルランチ」を用意する予定。「お友だちとおしゃべりしに来たり、ゆっくりお越しください。土曜は特に御夫婦でのご来店も多いですよ」とアナさんは話す。