「ふなばし・あったかんぱにー」表彰式で5事業所が受賞、船橋市障害者雇用優良事業所の表彰
1/19(日)「ふなばし・あったかんぱにー」表彰式で5事業所が受賞
船橋市障害者雇用優良事業所の表彰
船橋市民文化創造館(通称:きららホール。船橋市本町1-3-1フェイスビル6階)で1月15日、「障害者雇用推進・啓発イベント『はたらく』ということ」が開催され、同イベント内で行われた「ふなばし・あったかんぱにー」表彰式では令和6年度船橋市障害者雇用優良事業所として5つの市内事業者が表彰された。
同イベントの主催は船橋市で、イベント内では市立船橋特別支援学校在校生・卒業生による職場体験の発表が行われるほか、今年度の「ふなばし・あったかんぱにー」(船橋市障害者雇用優良事業所)受賞事業者への表彰が行われるほか、受賞事業者による、障がい者受け入れに関しての事例紹介、工夫紹介なども行われる。
同イベントには「千葉県中小企業家同友会・障がい者雇用と多様な働き方を考える委員会」も協力し、市としては、こうしたイベントを通して障がい者雇用を考える企業や、将来一般就労をしたいと考えている障がいのある人や家族、就業と定着を支える支援機関の人など、さまざまな人が障がい者雇用についての知識を得ることができる機会を創出し、オンラインでは90人の参加予約が、会場には約40人の参加者があった。
市立船橋特別支援学校在校生・卒業生による発表では、思ったよりも大変と感じたことがあった場合でも相談することが大切だと感じたことなどが、実際に働いている現場での写真とともに紹介された。
「ふなばし・あったかんぱにー」(船橋市障害者雇用優良事業所)表彰式では、今年度は「東照」(三咲)、「ラダー」(宮本)、「健恒会」(金杉町)、「マミーマート生鮮市場TOP船橋日大前店」(坪井東)、「サッポロビール千葉工場」(高瀬町)の5事業所が表彰された。
各事業所の代表者は、受賞の際に取り組みの工夫について触れると、各事業所とも、ストレスなく楽しく毎日を送れるよう心がけていること、コミュニケーションをしっかり取ることを大切にしていることなどが各事業所から紹介があった。
事例発表では「社会福祉法人千葉県福祉援護会 障害者支援施設ローゼンヴィラ藤原」(藤原)と、船橋駅前のドトールコーヒー船橋駅南口店や「カフェさんびお」(千葉市)を「ふくしねっと工房」(滝台)とともに経営する「ラダー」(宮本)が、それぞれ事例発表を行った。
ローゼンヴィラ藤原の総務課課長・齋藤さんは、同施設では長く務めている人が多く、本人の適性を実習でしっかりと見極めることが長く働くコツでもあると話した。さらにコミュニケーションはもちろん、本人のご家族や家庭とのコミュニケーションも大切であることも加えた。
ラダー代表の梶真佐巳さんは「飲食店の76%が人手不足であると感じている。この先は高齢者も障がい者も戦力にしていかなくては」と話し、「健常者だけでなく、障がい者も毎日一緒に働くことが日常、当たり前と思える社会になっていけば」と、障がい者と共に働く環境作りにかける思いを伝えた。
会の最後にはグループ意見交換会の時間が設けられ、企業間や企業と学校・保護者との交流も行われた。