
東部公民館・津田沼連絡所がリニューアルオープン 音楽室の新設や連絡所には図書コーナーも
5/8(木)東部公民館・津田沼連絡所がリニューアルオープン
音楽室の新設や連絡所には図書コーナーも
JR津田沼駅と京成松戸線・新津田沼駅から徒歩約5分ほどの場所にある東部公民館(船橋市前原2-21-21、TEL047-477-7171)は大規模改修工事を終え4月1日にリニューアルオープンし、約1カ月が過ぎた。
同公民館は駅から近いこともあり、年間利用者は約8万人と、市内公民館の中でも利用者数はトップクラスを誇っていた。1953(昭和28)年に市公民館前原分館として設立後、1977(昭和52)年に現在地で新築開館。2001(平成13)年の津田沼連絡所併設を経て、2023年10月より大規模改修工事が行われていた。
「船橋市内でも公民館をこれだけ大規模にリニューアルしたのは、最近ではここが初めて」と話すのは、東部公民館館長・金子恭将さん。「当公民館を利用していた地域団体や地域の方々に集まっていただき、リニューアルにあたっての意見交換会も行った」と振り返る。
意見を取り入れて新設されたのが、防音対策も備えた「音楽室」。収容定員30人の室内には、アップライトピアノを1台常設しているほか、大きな鏡も備える。鏡があることで、ダンスなどにも使用可能となる。
「最近は公民館が個人利用もできるようになったことから、音楽室をお一人で使い、楽器の練習などをされている方もいます」と館長。
そのほか、和室よりも椅子の用意もある洋室の利用者が多かったことから、和室だった部屋はカーペットを敷いた部屋へと変更。以前より利用率も高くなっているという。
公民館の部屋は予約や申し込みが必要だが、駅から近い立地でもあり「予約などなくても子育て中の方などにも気軽に立ち寄ってもらえるよう、ベビーマットを敷いたフリースペース、授乳室も設けている」と金子館長は話す。
リニューアルしたのは公民館だけでなく、併設する津田沼連絡所も大きく変わった。同所にはこれまでになかった「図書コーナー」を新設。書籍の閲覧ができるようにもなった。
「一年半にわたり休館したことで、利用者の方々には大変不便な思いをさせてしまいました。リニューアルオープンしたことで、地域の方々により楽しく利用してもらい、地域のコミュニティや地域の皆さん方にとっても使い勝手のよい場所になれば」と笑顔を見せる金子さん。
リニューアルオープン記念として5月18日には、パラリンピックのトライアスロン選手・秦由美子さんによる講演会「どんなことがあっても前へ続く道がある ~人生を変えたパラリンピック~」が4階講堂で開催される。参加費無料、要事前申し込み。手話通訳もある。
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https://www.city.funabashi.lg.jp/shisetsu/toshokankominkan/0002/0005/0001/p011024.html