本町・最勝院で「第一回最勝院落語会」、能登半島復興支援チャリティーイベントとして
1/23(木)本町・最勝院で「第一回最勝院落語会」
能登半島復興支援チャリティーイベントとして
船橋市民文化ホール近くにある法光山最勝院聚楽寺(船橋本町3-35-5、TEL 047-422-5261)で1月22日、「第一回最勝院落語会」が開催され、立川談修さん、立川志ら乃さん、立川左平次さんの真打ち3人が出演した。
同会は、昨年1月に発生した能登半島地震の復興支援としてチャリティーイベントを企画していた同寺の副住職が、元々交流のあった左平次さんに声をかけ、1年越しで実現した。
左平次さんは「同寺とは、前座時代に法要の合間の清興として催された落語会に出演して以来、20年以上のお付き合いがある。『船橋出身のがんばっている人を応援したい』という同寺の思いを受け、船橋出身の談修さんにも出演を依頼した」と経緯を話す。
会場となった本堂には、開場時間前から来場者が集まり始め、開場すると程なくして用意した30席が満席となった。
一番手の左平次さんは「紙入れ」を披露。気の小さい男と、したたかな女房役を軽快に演じ、客席からは笑いがこぼれた。二番手の志ら乃さんの演目は「長短」で、短気な男と呑気な男を巧みに演じ分け、絶妙な間を使って笑いを誘った。
トリの談修さんは、能登出身の力士が題材の「阿武松(おうのまつ)」を披露。約30分の演目を熱演し終えると、客席からは笑いと大きな拍手が送られた。
談修さんは船橋市新高根出身。「22歳まで船橋市在住。地元で落語を披露できることになり、お客さんの反応も温かく、たくさん笑ってもらえた。次回以降も楽しみ」と話した。
同寺の檀家とその友人という女性4人グループは「本格的な落語をたっぷりと楽しめた」「初めての落語をお寺の本堂で聞くことができてよかった」「近場で落語が楽しめるのはうれしい」と朗らかに話した。
左平次さんは「1回目から温かいお客様に演者も乗せられて、3人とも熱演し持ち時間をオーバーしてしまった。落語を楽しみながら能登の復興支援もできるイベントなので、長く続けていきたい。落語ファンの方はもちろん、初めての方にも足を運んでいただけたら」と意気込む。
次回は2月27日、3回目は3月18日に開催予定。いずれも14時30分開場、15時開演。木戸銭2,000円のうち、500円を能登半島地震の復興支援金として寄付する。左平次さん、談修さんはレギュラー出演となり、月替わりでゲストが出演する。3回目の3月18日は彼岸中につき同寺の秘仏「立体曼荼羅」の御開帳も予定している。