市民ギャラリーで飯山満中2年生の「私の船橋ストーリー」写真展 写真家・北井氏の講評会も

  2022/1/4
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以下は 2 年前に書かれた内容です

1/4(火)市民ギャラリーで飯山満中2年生の「私の船橋ストーリー」写真展

写真家・北井氏の講評会も

 船橋市民ギャラリー(船橋市本町2-1-1船橋スクエア21ビル3階)で1月4日~9日まで、飯山満中学校の2年生の生徒による「私の船橋ストーリー」写真展が開催されている。

 同校美術教諭・大浜美樹さんが船橋市デジタルミュージアムで写真家・北井一夫さんの「フナバシストーリー」を初めて見た際、「身近なところにこそ、大切なものがある」というメッセージが込められているように感じたことがきっかけで、「写真」を題材とした美術科の授業をすることにしたという。

 写真は絵画や彫刻などとも違って、すべての生徒にとって取り組みやすいことも、題材に選んだ要因の一つだという。「コロナ禍で当たり前のことができない日常だからこそ、身近なところに視点をおいて、当たり前の日常を見つめ直し、大切なことや素敵なものが身近にあるということを気付いてほしいと思いました。教育委員会文化課の協力のもと、北井さんとの連携授業が実現しました」と話す。

 2年の全3クラスの生徒は、4月から美術の授業でさまざまな写真を見たり、北井さんの「フナバシストーリー」を鑑賞したり、北井さんのインタビュー動画を見るなどして写真家の視点を学んだ。GIGAスクール構想により生徒1人1台のデバイスが導入されているため、学校ではタブレットを使用して撮影し、夏休みには各自スマホやカメラで「身近なもの」をキーワードに撮影した。撮影した写真から3枚を各自が選び、その写真に言葉を添えて、「私の船橋ストーリー」という作品に仕上げた。

 同展では約70点が展示。自宅の玄関の写真や普段遊んでいる公園、通学路や空などの写真に、各自が考えた言葉が添えられている。「同じような写真でも違った見方や感じ方があるので、作品を通して新たな価値に触れる機会にもなったり、自分が表現したいことに気付いたりする機会になったと思います」と大浜さん。同ギャラリーで中学生が授業で制作した写真作品を展示するのは初の試み。「学校以外の場所で多くの人に見てもらうことで、地域社会との交流にもなり、自分の思いを他の人に知ってもらうという体験にもつなげたいと思っています」と話した。

 1月7日には、市民ギャラリーと飯山満中学校をビデオ通話で結び、写真家の北井さんによる講評会と生徒との交流会を実施する。

 また、同校3年生は、美術館に展示されている作品にどのような価値があり、何のために展示されているのかを考えるため、「美術館の企画展を考える」という課題に取り組んだ。千葉県にゆかりのある作家や作品を紹介する企画を考え、その企画展を紹介するためのポスターを作成。会場前の通路にあるショーケースに展示している。

展示期間1月4日~9日、10時~17時(9日は15時まで)

  • 写真展の会場の様子

  • 生徒それぞれ、個性豊かな作品が並ぶ

  • 北井さんの写真を使用してストーリーを作った作品も

  • 会場前の廊下には中学3年生の作品を展示

以上は 2 年前に書かれた内容です
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