夏見台に「広東料理 勝記」、全メニューテイクアウト可能な本格中華の店
8/13(金)夏見台に「広東料理 勝記」、
全メニューテイクアウト可能な本格中華の店
船橋市夏見台の県道288号(夏見小室線)沿いに「広東料理 勝記(しょうき)」(船橋市夏見台3-4-5 TEL 047-439-7188)が7月5日にオープンした。
オーナーで料理長の莫 志清(もう ちーちん)さん(55)は、以前同じ場所に約11年店舗をかまえ、莫さんの姉がオーナーとして運営していた中華料理店「海の灯」(2021年5月閉店)で働いていたが、店を閉めるのを機にメニューを一新して「広東料理」として再オープンさせた。
約15坪の店内には、4人掛けテーブルが4卓、座敷は2人掛けが1卓と掘りごたつの6人掛けが2卓。明るい店内に「花好月園」の文字の赤い提灯がともっている。「中国の成語で『花が美しく月もきれい』の意味。中国の雰囲気でお客さんに美味しい物を食べていい気分になってもらいたい」と莫さん。
莫さんは中華人民共和国・広東省の出身。料理人歴36年で、以前は横浜中華街の「梅蘭」(ばいらん)の料理長を約8年間務めた経験を持つ。「広東省は香港、マカオの隣で食や言葉は共通しています。広東料理は食材の味を活かし香りがあり味はさっぱりしているのが特徴です」と話す。「店名“勝記”の“勝”はいい商売になるようにとの思いを込めた」と莫さん。「記」は「店」を意味し広東省や香港、マカオでは伝統的に使われていると言う。
同店のランチメニューは780円で麺類、チャーハンなど20種類を用意。サラダと杏仁豆腐付き。スープ麺以外のメニューはスープ付き。他に週替わり定食セット(780円)、夏季限定の五目冷麺など3種類の冷麺も(各800円)。グランドメニューは前菜から点心までメニューの種類が豊富でランチタイムも注文可能。プラス200円でごはん、サラダ、スープ、杏仁豆腐が付く。メニューにある料理は全てテイクアウト可能で電話予約できる。
オーブンで焼く「広東本格チャーシュー」(780円)、ネギソースをかけた「広東蒸し鶏」(680円)、「茄子と鶏肉の広東風土鍋」(880円)などの他に広東料理である「エビワンタン麺」(880円)、「豚角煮」(780円)なども人気があると言う。他に日本人に馴染みの「麻婆豆腐」(780円)、「中華丼」(780円)などと幅広いメニューで、コース料理は2人以上の注文で1人前1,880円から提供している。
莫さんは「お客さんが『美味しかった。また来ます』と言ってくれるのがうれしい」と笑顔で話した。以前の店の常連さんも多い。営業時間は11時~15時、17時~20時(通常は23時まで)。不定休。