「食のちばの逸品を発掘2022」に船橋から「船橋産にんじんポタージュ」「房州びわ枇杷の実」の2商品が入賞
2/5(土)「食のちばの逸品を発掘2022」に船橋から2賞品が入賞
「船橋産にんじんポタージュ」(ZUCCAMO)「房州びわ枇杷の実」(扇屋)の2商品が入賞
千葉県とちばの「食」産業連絡協議会が共催する「食のちばの逸品を発掘2022」に船橋市内から2商品が選ばれ2月3日、ホテルポートプラザちば(千葉市中央区千葉港8-5)で授賞式が行われた。
同コンテストは、県産の農林水産物を主原料とする加工品の中から、魅力的な「千葉の逸品」を発掘し、消費者にPRする目的で平成24年から実施されている。受賞した商品は、千葉県が主催するイベントや物産展などの機会に販売されるほか、メディアへの露出など県のバックアップを約束されるという。
今回選ばれたのは、「銀賞」に「ZUCCAMO」(船橋市西習志野3-26-8、TEL047-466-2440)の「船橋産ベータキャロットポタージュスープ」(400円/180g)、「審査員特別賞」に「御菓子処扇屋」(松が丘4-23-1、TEL047-465-6716)の「房州びわ 枇杷の実」(216円/個※いずれも税込み)。「審査員特別賞」は、金・銀・銅に負けず劣らず力のある商品の中から特に優れたものを選出しているという。
ZUCCAMOは、北習志野駅からすぐ近くの場所にあるレストラン。店でも船橋産ベータキャロットを使ったキャロットラペやポタージュスープなどを提供している。農家を訪問した際に規格外のにんじんが捨てられているのを見て「これを商品化する事は出来ないか」と考え、農家に交渉、提携工場にカットした規格外のにんじんを持ち込んでくれれば既定の金額で購入すると契約し生産ラインを確保した。
船橋産ベータキャロットのポタージュスープは、にんじんのしたざわりを残すため粗めに裏ごし、ベータキャロットの持つ自然の甘みを活かした商品。
御菓子処扇屋は、松が丘バス通り商店会にある和菓子店。船橋市の推奨する産品ブランド「ふなばしセレクション」に選出されている「船橋名産菓梨の里」や、同「船橋ばか面おどり」などを製造している。
今回選出された「房州びわ 枇杷の実」は、産地と契約して5月~6月に収穫した1年分の枇杷をすぐに加工し、果汁を冷凍保存。白あんに練り込んだ果汁が、焼き菓子らしくないしっとりとした食感を感じさせる商品。今回審査員が注目したのは、枇杷の実にそっくりな商品の意匠とデザイン性の高いパッケージだったという。
今回のコンテストから、味や意匠は当然のことながら千葉県の土産として量販店や百貨店、インターネット通販などの販路に乗せられる生産量と生産工程を持った商品を選出する「一般部門」(応募54商品)と、6次産業化などをテーマに直売所などで地元を中心に販売される商品を選出する「直売所部門」(応募14商品)の2部門を公募。今回は、「直売所部門」の受賞は無かったという。
授賞式の様子は、YouTubeやまけんチャンネルから視聴する事ができる。