
髙山写真館で第2回「撮られ亭な写真館寄席」開催へ 「記念撮影と落語で特別な思い出を」
6/7(土)髙山写真館で第2回「撮られ亭な写真館寄席」開催へ
「記念撮影と落語で特別な思い出を」
JR津田沼駅から徒歩2分の「髙山写真館」(習志野市津田沼1-2-11)で6月25日、「撮られ亭な写真館寄席」が開かれ、落語家の春風亭橋蔵さんと滝川鯉舟(りしゅう)さんが出演する。
同会は4月14日の初開催に続く2回目の開催となる。寄席の会場となる「髙山写真館」は、津田沼で創業80年以上を誇る老舗写真館。同イベントを企画・主催するのは習志野市出身の写真家・荒川扶美枝さん。小学6年生の時に同館で証明写真を撮ってもらって以来、利用し続けているという。
幼いころから身近な存在であったもののひとつが、落語だという荒川さん。「父が学生時代に落語研究会に所属し、『ふられ亭後生楽』を名乗っていた。落語への親しみはそこから。また、父との思い出は写真にもあり、私が生まれた時に『ニコマット』というフィルムカメラで写真を撮ってくれた。そのカメラは今も私の宝物として大切にしている」と話す。
写真と落語に思い入れのある荒川さんは「私は、日本語をもっと大切に感じてほしいと感じている。写真に言葉はのせられない。でも、写真を記念に撮るという非日常に、落語という言葉の芸を掛け合わせ、より思い出深い体験をしてもらえたら」との思いから同会を企画したという。
「特別な思い出が残る場所は、自分にとって大切な場所に変わっていく。ただ写真を撮るだけでなく、心に残る時間も提供したい」と荒川さんは続けた。
出演する春風亭橋蔵さんは和歌山県みなべ町出身、現在は船橋市在住。地元の落語会やイベントに数多く出演している。滝川鯉舟さんは秋田県湯浜町出身。
同館に30年以上勤務する萩原和子さんは「4月の初回開催時よりも前売りの反応がよく、期待している。前回は業務で参加できなかったので、今回は一緒に楽しみたい」と笑顔を見せた。
荒川さんは「笑う門には福来る。落語を聞いて笑ったあとに撮る笑顔の写真は、きっと特別なものになるはず。私もそんな瞬間を撮り続けたいし、来てくれる方にもたっぷりと楽しんでもらえたら」と意気込む。
開場は13時30分、開演は14時。木戸銭は前売り1,500円、当日2,000円。定員15人。予約はメール(rakugo-fun@design-fu.net)または電話(090-4400-1849)で受け付ける。