小室駅前の居酒屋「串むら 小室店」がオープンから3年 住宅街近くで移動販売も不定期で実施

  2025/11/27
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11/27(木)小室駅前の居酒屋「串むら 小室店」がオープンから3年

住宅街近くで移動販売も不定期で実施

 北総線小室駅から徒歩約2分のところにある「串むら 小室店」(船橋市小室町3318-1、TEL 047-402-2922)が、2022年10月18日のオープンから3周年を迎えた。

 オーナーの志村義治さんは地元・小室町の出身。18歳まで小室で過ごし、建設業や不動産業を経て、東京都神田の居酒屋で1年間修業し起業した。2012年に柏店(柏市柏3)、2014年に松戸店(今年5月18日閉店)をオープンし、小室店は3店目となる。

 志村さんは「現在は南柏在住だが、用事で小室に戻った際に子どもの頃にぎやかだった商店街がなくなったことを知り『寂しい街になったな』と感じた。地元に少しでも楽しめるスポットを作りたいと思い、店を開いた」と開店の経緯を話す。

 店内はテーブル18席、カウンター5席を備え、落ち着いた雰囲気。地元住民を中心に近隣市から訪れる利用者も多い。「ねぎま」「豚タン」などの焼き鳥、焼きとんは一本一本手作業で串打ちし、1串99円から提供する。串焼きは注文が入ってから炭火で焼き上げ、焼きたての提供にこだわる。

 おすすめの看板メニューとして「串むら特製爆盛り唐揚げ」(990円)や「極上もつ煮込み」(700円)を用意。魚料理にも力を入れ、日替わりで「マグロ刺し」(780円)や「あん肝ポン酢」(580円)なども並ぶ。アルコール類もビール、日本酒、焼酎などをそろえる。

 不定期で、住宅街にあるスーパーマーケット「すきっぷマート」(小室町3060)店頭で串焼き販売も実施する。志村さんは「子どもの頃、肉の卸をやっていた人が同じ場所で30年近く焼き鳥を焼いて販売していた。小室で馴染みのある光景を再現したかった」と話す。地域住民から当時を懐かしむ声も多く聞くといい、「本当は定期的に販売したいところ。駅前まで来ることが困難な人にも焼き鳥を楽しんでほしい」とも続ける。

 志村さんは「にぎやかな小室商店街を復活させたい。今の自分にできるやり方で地域貢献や街に活気を取り戻す活動を続けたい」と意欲を見せ、「小室店も3年目を迎え、地元住民だけでなく少し遠くからも足を運んでもらえるような、魅力と価値のある空間を作っていきたい」と今後の展望を話した。

 営業時間は15時〜23時(フードL.O=22時30分)、金曜・土曜=15時〜24時(フードL.O=23時、ドリンクL.O=23時30分)。無休。

  • 窓が大きく明るい店内

  • 肉だけでなく、野菜の串焼きも

  • 魚介類は毎朝市場で仕入れている

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