
船橋市場近くに「全日本武道具 船橋店」、剣道の日本製オーダー防具を扱う専門店
8/1(金)船橋市場近くに「全日本武道具 船橋店」
剣道の日本製オーダー防具を扱う専門店
「全日本武道具 船橋店」(船橋市市場1-3-5、TEL 047-409-4587)がJR船橋駅から徒歩10分、「武道センター」の近くに開店して、7月28日で1カ月がたった。日本製のオーダーメイド防具を中心に取り扱う武道具専門店で、関東初出店となる。
約28坪の店内には、防具や竹刀、道着、袴、柔道着などが並ぶ。内装はスタッフが壁を塗り替えたり、棚を手作りしたりと、手作業のあたたかさが感じられる空間となっている。
店長を務めるのは、法典西小学校出身で剣道の選手としても活躍している文違智子(ひじかい・ともこ)さん。幼少期は水泳に打ち込んでいたが、小学6年生の時、剣道をしている父の勧めで剣道を始めたという。
中学・高校は東京学館浦安に進学し、大学時代には浦安市代表として全日本大会でベスト8入りを果たした。卒業後は母校である東京学館浦安高校の剣道部顧問を務めたほか、地域の道場や高校での指導も行いながら、自らも現役として活動を続けている。
同店の店長になった経緯について文違さんは、「現役引退を考えていた頃、知人の紹介で日本武道具の川辺尚彦代表と出会ったのがきっかけ。これまで剣道で多くの人に支えてもらってきたので、今度は自分が支える側になれたらと思った」と話す。
同店の本社は宮崎県西都市にあり、取り扱う日本製の防具は、すべて現地の工場で職人が一つひとつ手作業で仕上げている。頭や顔の形、体格、左右の手の大きさや厚みまで細かく対応できるオーダーメイドが特徴。フルオーダー品の防具一式は約40万円のものもあるという。
また、日本製以外の防具(一式89,000円~)はラオスの自社工場で製作され、日本の職人技術をもとに仕上げられている。竹刀は重さや形状によって種類が分かれており、文違さんのお気に入りは「斬新」と名付けられた一本だという。
そのほか、道着・袴は綿やジャージ素材を選ぶことができ、刺繍の色や模様などを自分好みにカスタマイズすることもできる。
「市船が近いので、学生がよく来てくれます。皆さんに気軽に立ち寄っていただけるようなアットホームな店にしていきたい」と笑顔で話す文違さん。「ここに来て剣道をがんばろうって思ってくれるとうれしい」とも。
営業時間は11時〜19時、土曜・日曜・祝日は10時から。火曜・水曜定休。
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全日本武道具 船橋店