
南本町にテイクアウト専門の「crepe & bake AN」 パティシエ歴13年の地元シェフが開業
8/23(土)南本町にテイクアウト専門の「crepe & bake AN」
パティシエ歴13年の地元シェフが開業
船橋市役所と南本町の子育て支援センターの中間地点に近い場所にある「crepe & bake AN(クレープアンドベイク アン)」(船橋市南本町36-5)が、2024年11月20日のオープンから9カ月を迎えた。
オーナーシェフは安藤友太さん(36)。船橋生まれ船橋育ちで、南本町小学校の出身。都内のホテル「パークハイアット東京」(新宿区)や結婚式場、クレープ専門店などで、約13年にわたりパティシエとして修業を重ねた。
「実家の1階が空いたのをきっかけに、テイクアウト専門のクレープ店を開きたいと思っていた。船橋にはケーキ屋は多いが、クレープに特化したお店は少ない。2年間クレープ専門店で学び、商品開発や営業も経験したうえで満を持してオープンしました」と安藤さんは説明する。
店のコンセプトは「ワンランク上の本格クレープ」。クリームは植物性ホイップではなく、動物性生クリームを毎朝イチから泡立てて使用。クレープ生地もミックス粉で作るのではなく、オリジナルブレンドした粉に焦がしバターと牛乳を加えるなど、細部にまでこだわる。フルーツなど食材は、船橋市場で安藤さん自ら目利きしたものを使用している。
メニューはクレープだけで40種類以上。冷たいクレープでは「プレミアムバナナチョコクリーム」(800円)、「オレンジアールグレイクリーム」(690円)が同店では人気だという。
食事クレープも用意するほか、温かいクレープでは「バナナチョコカスタード」(580円)、「キャラメルアップルシナモンカスタード」(550円)があるほか、食事系には「照り焼きチキンクリームチーズ」(750円)や「照り焼きチキンたまごサラダ」(680円)もある。
夏季は季節限定の「白桃カスタードパンナコッタクリーム」(880円、8月末まで)や、手づくりしたフルーツシロップをかけたかき氷(770円〜)も提供する。シロップを手作りするだけでなく、氷にもこだわり、牛乳と砂糖を合わせて凍らせた「ミルク氷」を使用。甘さと乳感のバランスを調整し、口当たりを良くしているという。
店舗は約12平方メートル。注文を受けると目の前で焼き上げ、その場で手渡しするスタイル。焼き上がりと同時に香ばしくて甘い香りが広がり、店頭でそのまま食べることも、持ち帰りもできるが、イートインスペースは持たない。
「来店者は子どもから高齢者まで老若男女と幅広い」と安藤さん。さらに同店を利用している人は近隣の住民や働く人々が中心だという。
同日、クレープを購入して」いた女性客は「皮が薄くてもちっとしているのに重すぎない。ナイフとフォークで食べたくなるような、手の込んだ上品な味」と話した。
安藤さんは「無理に多店舗展開するつもりはなく、ここで長く愛される店を目指したい。既成概念にとらわれず、自分が本当においしいと思うものにこだわって提供し続けたい」と展望を話した。
営業時間は12時〜19時(売り切れ次第終了)。定休日は月・火・水曜(不定休あり)。
関連サイト:crepe & bake AN /クレープアンドベイク アン https://www.instagram.com/an_crepe.and.bake