
市民文化ホールで観覧無料の「ふなばし寄席」 船橋法人会による地域貢献事業「市民の集いふれあい広場」の一環で
9/20(土)市民文化ホールで観覧無料の「ふなばし寄席」
船橋法人会による地域貢献事業「市民の集いふれあい広場」の一環で
船橋市民文化ホール(船橋市本町2-2-5、TEL 047-434-5555)で9月14日、公益社団法人船橋法人会が主催する「市民の集い ふれあい広場『ふなばし寄席』」が開催された。
同イベントは船橋法人会が主催するイベントで、来場者は無料で12人の演者による寄席を楽しめるというもの。法人会は現在、全国各地に440あり、船橋法人会は1983(昭和58)年に誕生。2011年に公益社団法人となり、「健全な納税者の団体」であるとともに「よき経営者を目指すものの団体」として、会員企業の発展、税の意識向上に加えて、一般市民向けの活動も行い、同イベントはその活動の一環で開催された。
同会会員であり、同イベントの実行委員長でもある髙見澤篤さんは「市民の集いのイベントは今年が第11回目となる。これまでは講演会なども開催してきたが、寄席になって今年で3回目を迎える。健康を考えると、笑いは薬よりも体に効く。かといって、都内までわざわざ落語を聞きに行くのは敷居が高くて行きにくい。でも、近場でこうして寄席があることで、みなさんが楽しみに来場くださっている傾向だったので寄席を続けてみている」と話す。
高見澤さん自身が以前から落語などが大好きで、落語家の後援会に入るなど落語家との交流も深いことから、出演者の調整、構成などもほとんどを高見澤さんが手掛けたという。「落語だけでなく、『講談』や三味線などの楽器演奏を披露する『音曲』、手品のような『和妻』なども盛り込んでいる。演者が入れ替わる際の音楽も、録音された音源を使うのではなく、お囃子を呼んで演奏してもらっているんですよ」と高見澤さん。
寄席は、13時から17時前まで盛りだくさんの内容となり、途中には、今年2月20日に三遊亭王楽さんが七代目・三遊亭円楽を襲名したことによる襲名口上も行われた。そのため、高座の後ろには漫画家・ゆでたまご氏から円楽さんに贈られた「筋肉マン」の後幕(うしろまく)が掛け渡されていた。
また、開演前のロビーでは、船橋法人会を紹介するコーナー、船橋税務署によるキャッシュレス納税啓発を目的とした「1億円分の札束重量の体感コーナー」、法人会女性部会が行っている小学生への租税教育活動「税に関する絵はがきコンクール」の作品展示なども行われた。そのほか、「フードバンクふなばし」の活動紹介、東日本大震災復興支援活動「心の絆応援プロジェクト」の募金箱の設置もあった。
寄席は、三遊亭円楽さんがトリを務め、三本締めも行われ、来場者たちは満足気に会場を後にしていた。