船橋のバーテンダー西方さんが 「千葉県の卓越した技能者」受賞 県内のバーテンダーとしては初の快挙
12/23(火)船橋のバーテンダー西方さんが 「千葉県の卓越した技能者」受賞
県内のバーテンダーとしては初の快挙
船橋市内のBAR文化草分けの人・BLUE CANARY(船橋市本町4-16-33)オーナーの西方明さんが12月18日、青葉の森公園芸術文化ホール(千葉市中央区青葉町977)で行われた「千葉県職業能力開発促進大会」の中で行われた授賞式で「千葉県の卓越した技能者」として表彰された。
長年にわたってのBAR業界への貢献と、これまでに受賞してきた数々の受賞歴などを元に業界団体からの推薦を受け、千葉県及び千葉県職業能力開発協会、千葉県技能士連合協会などが審査した上で今回の受賞が決定した。
西方さんは平成元(1989)年、現在のBLUECANARY本店の場所で「オーセンティック」と呼ばれる伝統的なBARスタイルのBARを開業。このスタイルでのBAR経営は当時船橋市内には一店舗もなかったという。
38才の時にラッキーストライク社主催のカクテルコンテストで全国一に輝き、36才、37才の時には全国技能競技関東大会で準優勝も果たした。
また、過去15人のバーテンダーや飲食店経営者を育て上げるなど、人材育成にも力を尽くしてきた。現在船橋市内で営業を続けている西方さんの弟子たちは5店舗にも及ぶ。「卒業して独立して店を構えるなら船橋でやりなさい」と、船橋市内にBAR文化を普及させるべく、地域特化で業界発展に貢献してきたことも受賞の一因となったという。
「経営が軌道に乗った時、調子に乗って多角化してしまった。それぞれの店舗を見きれなくって退職者が続出、シフトの穴埋めに朝から夜中まで働き詰めだったことがある」と、36年の経営を振り返り苦笑する。その後はは本業を極め、「生涯現役バーテンダー」を継続しているという。
「僕が創業した頃はバーテンダーの市民権はものすごく低かった。少しででも業界の発展、認知向上、バーテンダーの資質向上に寄与できればと走り続けてきた。僕の大好きなこの仕事がこの受賞を機会に次世代にもっともっと誇れるものとして残せたらうれしい」と、喜びを話した。










