船橋の編集者・藤原勝子さんが食育絵本「魚の教え」上下巻を刊行、比較生態学の概念を絵本で表現
7/16(金)船橋の編集者・藤原勝子さんが食育絵本「魚の教え」上下巻を刊行
「比較生態学の概念」を子どもにも伝わるように
船橋市習志野台在住の編集者・藤原勝子さんが7月1日、科学で考える食育絵本「魚の教え」(上・「食べて生きる」、下・「泳いで生き抜く」)を7月1日刊行した。
同書は、A4サイズのフルカラー。絵本図鑑として子どもから大人まで幅広い年齢層が読めるように大きな文字でイラストや図を用いて表記。小学校低学年までの幼児でも読めるよう漢字には全てふりがなが振ってある。発行は、群羊社。上下巻ともに2000部ずつ発行。
販売ルートはAmazonなどの通販経由を主流に、船橋市内及び近郊の丸善津田沼店、旭屋書店船橋店、未来屋書店イオンモール船橋店などでも販売するという。
「これまで『食育』というと、この栄養が足りない、これが多すぎるという『栄養素栄養学』で伝えてきた。『生きること』『食べること』を伝えるのが本来の食育の目的であるはずなので、そこに立ち返り食物循環の中にある『食う・食われる』(=地球生態系のバランス)が『人間の栄養バランス』につながると考え『生態学的栄養バランス』の視点で編集しました」と著者の藤原勝子さん。
本書では、見開きを一単位としてテーマを持たせ紹介している。一番大きな文字でタイトルをつけ、そのページで紹介するテーマを表記。中くらいの文字で「中見だし」としてそのページで学ぶことを端的にイメージさせる。イラストを多用し、カラフルな色使いで子ども達が自然とひきこまれるよう工夫を凝らしている。
また、これまでの魚種別に紹介してきた図鑑と一線を画す分類方法もとっており「食べる」のテーマだけでも(1)食物連鎖、(2)プランクトン食、(3)植物食、(4)肉食(歯に焦点を絞る)、(5)肉食(狩りの方法に焦点を絞る)、(6)妙技(独特の方法で狩りをするその手法に焦点を絞る)など細かく分析、違う魚種の物を比較紹介することで理解度を高められるよう分類分けしている。
藤原さんは、女子栄養大卒業後、同出版部で雑誌『栄養と料理』や単行本、シリーズ物など数々のヒットを手掛ける。出産を機に独立、自身で食のイベントを企画・運営するように。91年には、1700人を超えるイベント『セミナー―食の仕事人』を主催し、フードコーディネーターという仕事を世に認知させていった経歴を持つ。
「生きることに着目した絵本の図鑑で食を伝えたかった。『人間の祖先は魚だった』という話を思い出し、人の目と魚の目はどこが違うの、ひとの手と魚のヒレは…と比較生態の考え方を採り入れ編集しました」と藤原さん。購入は、近隣の3諸点もしくはAmazon通販サイトから。
魚の教え 上巻 食べて生きる (科学で考える食育絵本) 藤原 勝子 https://www.amazon.co.jp/dp/4906182054/ref=cm_sw_r_tw_dp_0BWPW4R07EE7T0MRVSB3
魚の教え 下巻 泳いで生き抜く (科学で考える食育絵本) 藤原 勝子 https://www.amazon.co.jp/dp/4906182062/ref=cm_sw_r_tw_dp_MYGMQRH0GE4BA9D0C36J
こんにちはふなばし、フードプロデューサー 藤原勝子さん
こんにちは、ふなばし フードプロデューサー 藤原勝子さん | みんなで船橋を盛り上げる船橋情報サイト「MyFunaねっと」