旭市とイオンタウンのコラボ事業「おひさまテラス」に行ってきた。
先日オープンしたイオンタウン旭のテナントとして、旭市が開設した「多世代交流施設おひさまテラス」(千葉県旭市イの4337)が4月23日開業した。
イオンタウン旭は、スーパーマーケットの「イオンスタイル」、生活雑貨全般「無印良品」「ダイソー」などの大型テナントにファミリーレストラン「サイゼリヤ」、フィットネスジム「カーブス」、メガネ専門店「JINS」などのチェーン店に加え、歯科クリニック、理・美容室、鍼灸・整骨院、保険窓口など生活に密着した17テナント(2022年6月1日時点の予定)が入居する商業施設。
その一角、イオンスタイル2階の広大なスペースに出店しているのが「多世代交流施設おひさまテラス」だ。旭市がイオンタウンに賃料を支払って開設、運営をイオンタウンに委託しているという。
イオンタウン側では、旭市からの委託費を内装工事などの設備投資償却だけでなく、運営に関わる各種事業を地元事業者に管理・発注する事務を請け負っている。
施設概要
おひさまテラスの施設は、無料で利用できる「パブリックスペース」と有料会員向けの「レンタルスペース」という2つに区分されている。
入口から施設に入室すると目の前にあるのは受付。検温や消毒などの設置、施設内の利用案内などが受けられる。
流行の本や昔話題になった本を自由に閲覧できる「ラーニングパブリック」、「自分では購入しないけど気になってしまう」という本を集めている「グローイングパブリック」、ボルダリングやすべり台設置の「プレイングパブリック」、ちょっとした講演会や交流会を開催できる「ミライパブリック」に加え、それらを利用する子育て世代が無料で利用できる「ベビーキャンプ」からパブリックスペースが形成されている。
「ベビーキャンプ」には、地元旭市内の法人から保育士を派遣。30分程度を目安に自分の時間を確保し学びやリフレッシュなどに活用する事が出来るよう支援が整っている。
また、会員向けの「レンタルスペース」には、共用の「コワーキングスペース」(330円/時間・1100円/日)、テレビ会議などに対応できる個室(660円/時間・2200円/日※いずれも月額利用設定あり)や、4人まで利用可能な小規模なものと、23人まで利用可能な大規模の「ミーティングルーム」(4人まで用1100円/時間、23人まで用2200円/時間)はもとより、
パーティルーム併設の「キッチンスタジオ」。壁面ミラー・ヨガマットなど完備の「ダンススタジオ」(ともに1650円/時間)、DIYや工作などに活用できる「クラフトルーム」(大人330円/時間・1100円/日、中高生220円/時間・770円/日、小学生110円/時間・330円/日、月利用もあり)、ドラムセットなどもある防音室の「ミュージックスタジオ」(880円~1320円/時間)など文化活動に利用できるスペースも用意されている。
施設の予約などは、当然ながらオンラインでも行えるようになっている。
カフェレストラン「Ready Made in Wonderland」
また、シェアスペース一角には地元の街づくりチームによって経営されているカフェレストラン「Ready Made in Wonderland」も併設。
同店は、「開業当初は市内近隣の他のお店とメニューが被らないように、旭市内生産者の卵と米を使った『おじや』を看板メニューにしていました」とオーナーの赤座さんが紹介する地産地消にこだわりをもったカフェレストラン。
現在も新作メニューを試作、検討中で1階にあるシェアキッチン「めとはな」とコラボしてのメニュー開発なども視野に入れているという。
シェアキッチン「めとはな」
また、イオンタウン内1階にはシェアキッチン「めとはな」も開業。「食をとおして好きになる。まるごと、あさひごと」をテーマに旭市内の食材から仕入れたものを使った食事やドリンクを提供するほか、市内飲食店で製造している弁当や総菜、サンドイッチなどの販売も行っている。
シェアキッチンとして施設や備品を共有利用する事も出来、飲食店としての営業許可を取得して気軽に商品販売ができるようになり、キッチン利用者同士の交流が促進するように情報共有やイベントなども企画していくという。
施設名:多世代交流施設おひさまテラス
住所:千葉県旭市イの4337-1
TEL:不明
営業時間:9時~21時 ※施設による
定休日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
交通:JR総武本線「旭駅」徒歩15分
駐車場:472台、駐輪場:219台