郷土資料館で「くらしの道具展」、副読本「わたしたちの船橋」の展示も

  2023/2/10
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2/10(金)郷土資料館で「くらしの道具展」

副読本「わたしたちの船橋」の展示も

 船橋市郷土資料館(船橋市薬円台4-25-19、TEL047-465-9680)で現在、企画展「くらしの道具展-道具が語るくらしと歴史-」が開催されている。

 同企画展は、市民から寄贈された資料の中で、今では見る機会が少なくなった生活の道具を見てもらうことを目的としている。同様の企画はこれまでにも実施されてきたが、今回は市内小学校で使われている社会科副読本「わたしたちの船橋」に沿った展示が行われている。

 唐箕(とうみ)や田車(たぐるま)などの農機具、かまどや氷冷蔵庫などの台所道具、手回し洗濯機や炭火アイロンといった洗濯道具などが、使用中の当時の写真とともに展示されている。ランプ、燭台・行灯(あんどん)などの照明器具には、実際にどれくらいの明るさだったのかを示す写真も添えられている。

 展示の一角には、昭和30~40年代の暮らしを再現した四畳半の部屋も設置。その一角にはダイヤル式の黒電話が置かれ、団体の来場者に限り通話体験を実施している。

 企画を担当した同館の小澤重和さんは「来場者が『昔こういうのを使っていたんだよ』と子どもに教えたり、『懐かしい』と話す姿をたびたび見かける」と話す。「市内の小学校が学年単位で見学に来ることもあり、初めて見る黒電話が今でも実際に使用できることに驚く様子も見られる」とも。

 併せて過去に使われていた「わたしたちの船橋」も展示されている。学芸員の廣江咲奈さんは「これまで4回改訂されてきたうちの3冊を展示している。船橋育ちの父母には懐かしがる方が多い。順に見比べてみると、船橋の時代の変化を読み取ることができる」と話す。

 また「船橋なぞときクイズラリー」も実施され、回答者には「民具カード」を進呈している。「特に子どもたちに喜ばれている」という。

 開催は3月26日まで。開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。月曜、2月24日、3月22日休館。入館無料。

  • 四畳半の黒電話は今も使用可能

  • 各時代の「わたしたちの船橋」

  • 左から唐箕、千歯こき等の農機具

  • 中央は氷を入れて使う冷蔵庫

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