葛飾中学校前に「西船橋スポーツ接骨院」、超音波エコー診断や運動教室も行うスポーツ専門の接骨院
5/15(日)葛飾中学校前に「西船橋スポーツ接骨院」
超音波エコー診断や運動教室も行うスポーツ専門の接骨院
京成西船橋駅から徒歩5分程度の葛飾中学校の真向かいに西船橋スポーツ接骨院(船橋市西船3-6-17、TEL047-401-8120)が3月9日開業した。
同接骨院は、京成線海神駅近くにある早川接骨院の分院「早川にしふな接骨院」として開設。院長の清水恭平さん(29)は、大学卒業後に同接骨院グループに入社、その後院長として切り盛りしてきた「早川にしふな接骨院」を事業承継。院の権利や器具一式を買い取り、「西船橋スポーツ接骨院」として開院。
小学校時代は水泳。中学校ではテニス、高校ではキックボクシングに励んできたという清水さん。「いずれの競技でもそれなりの結果を出すことはできていましたが、スター選手には程遠かった。その経験が今の僕を支えてくれています」と振り返る。
有明医療大学で柔道整復師免許を取得。大学の講義で「超音波エコー機」を使った診察を行っている早川接骨院を知り入社した。整形外科ではレントゲンを使っているが、接骨院では経験を重視した触診による診療が主体だった。
接骨院向けに改良された「超音波エコー機」であれば、じん帯や筋肉、ひざにたまった水なども見る事ができるため症状が表面からのものか、もっと奥に原因があるのかなど視覚的に把握する事ができるという。
利用者の多くは小中学生と40代の主婦層。「昭和30年代の子どもと比べて今の子は3倍骨折が多いというデータがあります。また、スポーツ障害も増えており、10人に4人には『子どもロコモ』という機能障害の疑いもあります」と、子ども向けに特化する。
ゲームやスマホで運動不足になったり、偏った発育になると「正しい姿勢で走れない」などの問題も生じるという。経験を蓄積していく事で「人並み程度には走れるようになる」事に着目し、「足速教室」というカリキュラムもとり入れた。「公園に遊具が減り、ボール遊びも禁止。大きな声を出しちゃダメ…子ども達が運動する機会がどんどん減ってしまう」と清水さん。
リニューアルに際して6台あった施術用ベッドを5台に減らし、中央部分に人工芝のサーキットスペースを設けた。ラダートレーニング用の器具や平均台を活用し運動機能を看たり、機能回復に向けたリハビリなどを行うためだ。「子どもの内に運動する習慣、体の使い方を身に付けておくことで運動に対する成功体験を得てほしい」と、清水さんは独立に際しての決意を語った。
診療時間は、9時~20時。水曜日午前中のみ、日祝定休。