船橋・健伸幼稚園が子育て支援で「移動おもちゃ館」、コロナ禍に本格稼働し地域への認知広がる
6/10(金)健伸幼稚園が子育て支援で「移動おもちゃ館」
コロナ禍に本格稼働し地域への認知広がる
健伸幼稚園(船橋市丸山5-12-7)が主催する「移動おもちゃ館」が6月7日、北本町森のシティさくら公園(船橋市北本町1-20-1)で開催された。
同イベントは、健伸幼稚園では子育て支援の取り組みとして市内の公園に出張し、未就園児を対象に遊びの場を提供しているもの。
主な開催時期は春や秋など子どもが公園で過ごしやすい季節となり、コロナ前にも数回実施した。親も子どもも出かける場所が減っている中、子どもが安心して遊びに行ける場所、また親同士がつながるきっかけを作りたいと、今年は本格的に動き出した。
同イベントでは、絵本や木のおもちゃなどを自由に手にとって遊べる。おもちゃコンサルタントの資格を持つ先生が、月齢に合ったおもちゃをセレクト。遊んだおもちゃはすぐに消毒するので、親も安心して遊ばせることができる。
初めて参加した親子は「先生が遊び方を提案してくれるので、とても子どもが楽しんでいる。高価で普段は手を出しにくい木のおもちゃもたくさんあるのでうれしい」と話す。
制作コーナーでは「家にあるもので作れるおもちゃ」をコンセプトにおもちゃ作りを体験できる。新聞紙やダンボールなど身近なアイテムを使うことによって、家にあるものでも楽しめるということも学べる。
ボランティアグループ「ふなばしおもちゃの病院」と提携し、家にある壊れたおもちゃを持っていくと、その場で修理してもらうことも可能。修理に時間がかかるものについては一旦預け、後日開催日での受け渡しも可。原則無償だが、別途部品代がかかる場合もある。
同園子育て支援推進部の久米路子さんは、「この『移動おもちゃ館』では、親も子どもも安心して楽しめる場所を心がけている。近くの公園で開催するときはぜひ参加してほしい。イベント時間じゃ遊び足りないと感じているので、いずれはおもちゃの貸し出しができる取り組みができたら」とも話す。
同イベントの日程は、健伸幼稚園のホームページで確認できる。予約不要で誰でも参加可。持ち物はレジャーシート、帽子、水筒、虫除けなど。大人は要マスク着用。