姉妹都市の米国ヘイワード市長と船橋市長がZoomで交流、姉妹都市交流35周年を迎えるにあたっての特別企画
9/12(日)姉妹都市の米国ヘイワード市長と船橋市長がZoomで交流
姉妹都市交流35周年を迎えるにあたっての特別企画
船橋/ヘイワード姉妹都市委員会は、今年5回目となるオンライン国際交流企画「船橋&ヘイワード姉妹都市交流会」として、ヘイワード市からはバーバラ・ハリデー市長、船橋市からは松戸徹市長をゲストに迎え、ミーティングアプリZOOMを活用したスペシャルバーチャル交流会が9月11日に行われた。
同企画は、今年11月で姉妹都市交流開始から35周年を記念し、当初はヘイワード市への訪問を予定していたものが、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて交流方法を模索した結果、「バーチャルで交流を図ろう」と今年1月から約2カ月に1回のペースで開催しているオンライン交流会。
第1回の参加者は40人ほどだったが、第5回の参加者は60人を超える人が参加した。今回の交流会テーマは「My Funabashi & My Hayward 私の船橋、私のヘイワード」。両市長が姉妹都市交流での逸話や思い出を話すものとなる。
ハリデー市長からは30周年の記念行事で松戸市長がヘイワードを訪れた時の思い出話や、ヘイワード市の紹介、ハリデー市長自身の紹介もあった。また、かつての戦争で日系アメリカ人が強制収容された事実が記されたモニュメントが最近ヘイワード市内に新しく設置されたことについても触れ、「こうした過ちを二度と繰り返さないためにも、あったことを伝えていかなくてはいけないと思う。姉妹都市としての平和のためにお話しさせていただいた」と説明した。
松戸徹市長からも、まずは船橋の特長についての説明があり、その後、ハリデー市長との思い出に加え、船橋市から職員として初めてヘイワード市に行った人物こそが、自分自身であったことも紹介した。また、船橋市内で行った30周年記念行事の際には、松戸徹市長が音楽ステージで演奏を披露したことやその際にバンジョーを演奏していたのは船橋商工会議所副会頭・小原智さんであったことも写真とともに振り返った。
また松戸市長はこの35年間の交流について、「35年間、いろんなことがあった。みんなの思い、いろんな方の思い出があるおかげでこの友好は途切れることがなかった。過去をしっかり受け止めながらやっていくことが大切。離れていても友好都市として、友人として心配し合える人がいるのはとても大切なこと」と話し、交流会が締めくくられた。
この姉妹都市交流会は次回は12月に開催を予定。次回は両市の商工会が姉妹会議所となっていることから、両市商工会の会頭らが参加予定となっている。ヘイワード市からはキム・ハジェットさん、船橋市からは篠田好造さん、澤井誠治さんが参加予定。問い合わせは船橋市国際交流協会事務局(TEL047-436-2083)まで。