No.23 小学校の教室でプチバジル栽培《月のバジル塩》商品化へ「Petite Harvest 」長生郡長南町

  2022/8/22
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以下は 2 年前に書かれた内容です

近年少子化が問題となっている地域は日本全国あちこちに見られますが、千葉県長生郡長南町でも4つの小学校が2017年に統合されました。
その後 長南町では廃校となった校舎などの公共施設を活用した企業誘致が積極的に行われています。


今回は その中のひとつ長南集学校(元長南小学校)の教室でプチバジルを栽培しているPetite Harvest 渡邉美由起さんにお話を聞かせていただきました。

コロナ渦でスタートしたチャレンジ!

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コロナ渦で 自身を含め あらゆる職種の仕事環境が変わり たくさんの人が困難な状況になっている中で 今後の働き方を考えた時に、ご縁あってプチバジルとの出会いがあったことがきっかけとなり、将来的に地元の新しい産業として、若い人や仕事に就けない人や高齢者の働く場所を生み出せるのではないかと考えたのです。
学校の教室という環境で 植物がうまく育つのか…プチバジル以外の植物も含め実験を繰り返し、春夏秋冬 一年を通して安定して栽培・収穫が出来るようにまでなりました。

学校の教室で栽培研究、試行錯誤の末の商品化

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教室の窓側、日当たりの良い場所に稲作用のパレットを20~30枚並べ、種まきの時期をずらして一日2回の水やりを繰り返し続けています。
プチバジルは無農薬の土耕栽培で収穫のローテーションが早く育てやすいことが 魅力だそうです。
収穫されたプチバジルはレストラン、スーパー、道の駅、市場などにフレッシュハーブとして卸してきましたが、小さなバジルを一般的な野菜として 浸透させていくには時間がかかると感じたため、今後は家庭料理として より多くの方に手軽で身近に感じていただくための商品作りに切り替えていこうと渡邉さんは考えました。
そこで生まれたのが《月のバジル塩》です。

月の満ち欠けに合わせて作られる《月のバジル塩》満月・新月

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《月のバジル塩》のこだわりは月の満ち欠けのパワーを取り入れ、満月・新月と味わいの違う2種類を商品化しているところ。
勝浦鵜原理想郷で満月と新月にくみ上げられた海水から 丁寧に作られたミネラル豊富な勝浦塩と、満月・新月の日に収穫されたプチバジルのブレンド塩です。

満月の満潮時は上からひっぱる力が最も強くなるため中層から表層の海水が大きく混ざり、海中のマグネシウム等のミネラルが豊富になりコクや塩味が強い塩になり、新月の満潮時は海底側から引っ張られる重力が強くなるため中層から表層の海水は非常に穏やかで静かになるので鵜原理想郷の断層から流れ込むカルシウム等のミネラル分が豊富になり、まろやかな塩味になるのだそうです。
コクがある《月のバジル塩 満月》は天ぷら・刺身・肉料理などと相性が良く、まろやかな味わいの《月のバジル塩 新月》はサラダや魚料理やジャーマンポテトなどの料理と相性が良いそうです。
満月と新月で塩の味が変わるなんて とても興味深く、味くらべをしたくなりますね。

少子高齢化対策や雇用創出として、地域づくりに貢献して行きたい!そんな思いからスタートしたこの事業のこれからが楽しみです。
ハーブ栽培やハーブ料理を楽しむという面でも、仕事として成り立つという面でも、幅広い年齢層で広がる可能性を感じます。


取材・ライター 黒沼美保

※掲載内容は取材日時点のものです。
(取材日 2022.8.17)
DATA

Petit Harvest
長生郡長南町長南770-1 長南集学校内
090-5347-2663(渡邉美由起)

https://www.instagram.com/harv.harvest3810/
以上は 2 年前に書かれた内容です
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