
NO.113 築300年の古民家を守り、文化と歴史、人と地域をつなぐ「もんしち」 茂原市
2025/6/12
今年7月にリニューアル3周年を迎える「もんしち」
曳家という技法を用いて、古民家を残す選択をした当時を振り返りながら、
現在の様子と今後の展望について、株式会社紋七代表取締役の山口紀子さんにお話を伺いました。
曳家という技法を用いて、古民家を残す選択をした当時を振り返りながら、
現在の様子と今後の展望について、株式会社紋七代表取締役の山口紀子さんにお話を伺いました。
繋がりのある企業の技術で実現

「もんしち」は創業50年を迎える2022年7月7日に、現在の場所でリニューアルオープンをしました。茂原市において30年以上前から計画されている都市開発事業。「もんしち」は前店舗があった場所からの立ち退きを余儀なくされたそうです。当時はコロナ禍ということもあり、山口氏自身、多額の予算をかけて復活させることへ葛藤があったといいます。それでも、古民家を残すという決意をしました。決意の大きなきっかけとなったのは、古くから付き合いのあった2つの企業の存在。今回の移転では「曳家」という技法を用いることで築300年の古民家をそのままの形で移動させました。「曳家」とは歴史的建造物等をそのままの姿で移動する為の日本の伝統的な工法です。「曳家」の技術を持つ「山崎組」と「古民家再生のプロ」である「保川建設株式会社(現株式会社小沢工務店)」市内の企業に「曳家」とその後のリノベーションまでを、お願いできたことが、山口氏の決意を後押ししたそうです。
つなぐ

リニューアル後の内装は、海や大地、森や山、太陽を、青、茶、緑、赤で表現。梁や柱、床板など、古いものを残し活かしながら、モルタルなど新しい素材を組み合わせ、和モダンな空間として、古いものを守るだけでなく、新しいものと調和させています。
コンセプトは「つなぐ」
店づくりやメニューにもそれが良く表れています。
カウンターに囲まれたオープンキッチンでは、茂原銘産品3.0認定品「かつおの藁焼き」などのライブパフォーマンスがスタッフとお客様をつなぐ。
千葉のお酒と千葉の食材で、生産者と消費者をつなぎ、
なめろうやいわしの胡麻漬けなどの郷土料理や発酵マイスター考案の発酵レモンサワーなどをメニューに取り入れ、若い世代に日本の文化をつなぐ。
「茂原市は外房の中間地点。ハブとしての役割を担えるように、茂原を訪れた方をもんしちでおもてなししたい。茂原を訪れる理由になるような店になりたい」と山口氏は話してくれました。
コンセプトは「つなぐ」
店づくりやメニューにもそれが良く表れています。
カウンターに囲まれたオープンキッチンでは、茂原銘産品3.0認定品「かつおの藁焼き」などのライブパフォーマンスがスタッフとお客様をつなぐ。
千葉のお酒と千葉の食材で、生産者と消費者をつなぎ、
なめろうやいわしの胡麻漬けなどの郷土料理や発酵マイスター考案の発酵レモンサワーなどをメニューに取り入れ、若い世代に日本の文化をつなぐ。
「茂原市は外房の中間地点。ハブとしての役割を担えるように、茂原を訪れた方をもんしちでおもてなししたい。茂原を訪れる理由になるような店になりたい」と山口氏は話してくれました。
1日1組限定!古民家の宿紋七

「もんしち」では、移転を機に宿泊施設を設けたのだそう。「実はずっとやってみたかったんです。」と山口氏。
宿泊された方がもんしちで食事をしたり、もんしちでお酒を愉しんだ後、そのまま泊まれたり。相乗効果もあるとの事。
駅前という好立地にあり、築300年の古民家に少人数で泊まることができるのは、魅力的ですよね。
縁側ではBBQができたり、ペットと泊まることもできるそうです。
宿泊された方がもんしちで食事をしたり、もんしちでお酒を愉しんだ後、そのまま泊まれたり。相乗効果もあるとの事。
駅前という好立地にあり、築300年の古民家に少人数で泊まることができるのは、魅力的ですよね。
縁側ではBBQができたり、ペットと泊まることもできるそうです。
リニューアルオープン3周年記念スペシャルコース

リニューアルオープン3周年を記念して、7月6日(日)にイベントがあるそうです。
限定50名とのことなので、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?
限定50名とのことなので、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか?
発酵マイスターやソムリエなど、個性豊かなスタッフが揃っている「もんしち」
「もんしちをプロの集団にしていきたい。個々の力を活かし唯一無二の店として、国外からも訪れたくなるような店にしたい」と、山口氏は教えてくれました。
訪れた人たちが古民家を見て感じ、そこに込められた様々な「つなぐ」想いに触れることで、次世代へと繋いでいってくれるでしょう。
取材・ライター 川﨑佐知子
*掲載内容は取材日時点のものです。
(2025.5.20)
「もんしちをプロの集団にしていきたい。個々の力を活かし唯一無二の店として、国外からも訪れたくなるような店にしたい」と、山口氏は教えてくれました。
訪れた人たちが古民家を見て感じ、そこに込められた様々な「つなぐ」想いに触れることで、次世代へと繋いでいってくれるでしょう。
取材・ライター 川﨑佐知子
*掲載内容は取材日時点のものです。
(2025.5.20)

DATA
もんしち
住所 千葉県茂原市高師825
TEL 0475-22-3915
営業時間 17:00 〜 23:00(L.O.22:00)(土曜・祝日は16:00オープン)
定休日 日曜
席数 53
駐車場 10台
HP https://monshichi.com
Instagram https://www.instagram.com/monshichi7777
もんしち
住所 千葉県茂原市高師825
TEL 0475-22-3915
営業時間 17:00 〜 23:00(L.O.22:00)(土曜・祝日は16:00オープン)
定休日 日曜
席数 53
駐車場 10台
HP https://monshichi.com
Instagram https://www.instagram.com/monshichi7777