印内の「鎌倉農園」が子ども食堂に小松菜寄付、農園内での小松菜収穫体験とセットで「食育」と「食材ロス削減」狙って
1/22(日)印内の「鎌倉農園」が子ども食堂に小松菜寄付
農園内での小松菜収穫体験とセットで「食育」と「食材ロス削減」狙って
西船橋駅と船橋法典駅の中間あたり、武蔵野線脇にある鎌倉農園のビニールハウス(船橋市印内3-11付近)で1月22日、船橋市内の子ども食堂運営者とその子どもたちに「小松菜収穫体験」がプレゼントされた。尚、収穫した小松菜は子ども食堂への寄付に充てられ、直近の子ども食堂で食事やおすそ分けとして活用される。
鎌倉農園園主の鎌倉優希さん(32)は、「出荷時期を目安に複数品種を同時期に作付けする事で安定出荷を目指します。気候などの外的要因で生育状況に変化が出てしまうので」と、安定出荷の為に行っている影の工夫について話す。「今回、収穫体験していただく小松菜は正月向けに作付けしたものですが、そろそろ枝豆作付けを開始する時期なので、本音を言えば今日で全部収穫して有効活用して頂きたいです」とも。
「もともと、子ども食堂とのつながりを作りたいと考えていたので今回は知り合いのつてでお声がけをさせて頂きました。今後も農家として子ども食堂の皆さんに何かしらの力になりたいと考えています」と優希さん母。
今回、収穫体験に参加したのは、ふなばし子ども食堂ネットワークの中でも「南エリア」から「中山ごはん」「いちばごはん」「モグモグキッズファクトリー」の3食堂。代表者やスタッフ、その子ども達など40人近くが参加した。
「ここからここまでのエリアはいくら収穫して頂いても大丈夫です」と説明を受け、収穫を開始したのはハウス内20メートル×5メートルの一角。最初に鎌倉さんから小松菜の収穫方法について簡単なレクチャーを受け、収穫開始。子ども達は、「たのし~」「見て見て!こんなに大きいの採れた!」と楽しそうな表情を見せ、大人顔負けの仕事量をこなした。
この日は、参加者それぞれが45リットルのビニール袋を2枚ずつ持参、約1時間の収穫で持参したビニール袋が満載に。それでも、作業成果は今回指定されたエリアの約3分の1程度にとどまっていた。