船橋市内の公民館9カ所でピアノが弾けるように、個人や親子連れなど幅広い年齢層に好評
1/24(火)船橋市内の公民館9カ所でピアノが弾けるように
個人や親子連れなど幅広い年齢層に好評
市内9カ所の公民館で1月4日から、無料でピアノが弾ける企画「公民館でピアノを弾こう」が始まり、幅広い年齢層が利用している。
同企画は、市内の公民館職員がチームとなり、公民館の新規利用者を増やそうと立案されたもの。チームメンバーである東部公民館の篠原卓也さんは「2016(平成28)年以降、公民館の利用者が減少している」と話す。
その理由としては、利用者の高齢化と若い層の新規利用がなかなか増えていないことだという。「公民館を利用したことがない方など、多くの方に公民館を利用してほしいという思いで始めた」と話す。
同じくメンバーの高根公民館館長・江口勝美さんは「公民館は敷居が高いように思われがちだが、利用しやすい料金なので気軽に利用してほしい。今後もいろいろと企画していきたい」と続けた。
公民館の利用には、2人以上の申請をした非営利団体が認められているが、同企画は1人~5人の個人、グループなども利用可能。利用時間は1時間(三田公民館のみ2時間)。他の楽器を持参して一緒に演奏することもできる。
ピアノ演奏を利用できる公民館は飯山満、八木が谷、三咲、小室、北部、松が丘、三田、海老が作、夏見の9カ所。利用日時とピアノが弾ける部屋は各公民館によって異なる。日時によっては、広い講堂でグランドピアノが利用できる公民館(飯山満、八木が谷、北部、海老が作、夏見)もある。
利用対象は市内在住、在勤、在学で小学生以下は保護者同伴、18歳未満は保護者の同意書が必要で、事前に各公民館に電話もしくは窓口での申し込みが必要。一部の公民館は「船橋市オンライン申請」を利用しての予約も可。各公民館の利用可能な日時、問い合わせ先などは船橋市ホームページ「公民館でピアノを弾こう」で紹介している。
ピアノの利用は、公民館の利用予約が入りにくい日時に設定しているという。小学生から80代までの幅広い年代の利用があり、15日時点で利用者数は42人、利用率は全9公民館合わせて53パーセントだったという。「公民館を初めて利用した方は約3割」と篠原さんは話す。「家にピアノがないのでこの機会に弾けて良かった」「広い場所でピアノが弾けて満足」「初めてグランドピアノを弾くことができた」と利用者からは喜びの声が上がっているという。
同企画の実施は3月まで。