中山法華経寺で3年ぶりの節分豆まき、魔裟斗さんら著名人が市民とふれあう
2/5(日)中山法華経寺で3年ぶりの節分豆まき
魔裟斗さんら著名人が市民とふれあう
大本山中山法華経寺(市川市中山2-10-1)で2月3日、節分会(せつぶんえ)が開催され、3年ぶりに舞台からの豆まきを行い、境内は数千人の来場者でにぎわった。
同寺では、同日の13時と15時に、年男と年女が今年一年健康で暮らせるよう祈祷を行った後、豆まきを行っている。祈祷には同寺の僧侶に加え荒行中の約120人の修行僧が参加する。木剣を打ち鳴らし大音声(だいおんじょう)で読経する同寺の特有の祈祷が大人数で行われると、堂内に荘厳な空気が満ちた。
祈祷が終わると豆まきが始まるが、例年豆まきを行っていた祖師堂が改修中のため、例年とは違う場所に設置した特設舞台で豆まきが行われた。舞台には、中山法華経寺貫主、田中甲市川市長をはじめたとした市川市と船橋市の各界代表、千葉県にゆかりのある芸能人、祈祷を受けた年男・年女たちが豆まきを行った。
ゲストの魔裟斗さんや奈美悦子さんらが登場すると、芸能人の顔や名前の描かれたうちわが振られたり声援が飛び交った。「福はうち」の掛け声で福豆やお菓子がまかれると、大勢の人たちが一斉に手を伸ばしていた。なお、同寺では「鬼子母神」を祀っているため、「鬼はそと」の掛け声はかからない。
舞台近くには「子ども席」が用意され、同エリアにはたくさんの親子連れが集まった。「地域の掲示板で知って参加した」という子連れの母親は、お菓子の入った大きな袋をかかえて喜んでいた。15時からの豆まきには、学校を終えてから来場した小学生らであふれた。
年女として参加した女性は「私が参加する年に豆がまけるようになって幸運。とても楽しかった」と喜び、「bayfm(ベイエフエム)」パーソナリティのANNA(アンナ)さんは「3年ぶりに皆さんとお会いできてうれしかった」と話した。