市内の小中学生が「第43回全国少年少女躰道優勝大会」で活躍、一般の部では植田美輝子さんが日本代表に
2/23(木)市内の小中学生が「第43回全国少年少女躰道優勝大会」で活躍
一般の部では植田美輝子さんが日本代表に
船橋市躰道(たいどう)協会己錬館(これんかん)に所属する小中学生らが2月20日、全国大会での結果を松戸徹市長と松本淳教育長に報告するため、船橋市役所を訪れた。
躰道は、旋、運、変、捻、転の運動法則をもとにし、昭和40年に創設された武道。アクロバティックな動きが特徴で、組手による「実戦」、技の正確さや緩急などを審査する「法形」、1人の主役と5人の脇役で技を出し合う「展開」の各競技がある。
武道センター(船橋市市場1-3-1)を活動拠点としている船橋市躰道協会「己錬館」は、園児から60代の幅広い年齢層の会員115人が所属し、千葉大学躰道部の学生も一緒に稽古に励んでいる。
同館所属の小中学生8人は、昨年7月31日に山形県鶴岡市で開催された「第43回全国少年少女躰道優勝大会」に出場し、5人1組で戦う「団体法形競技」で優勝、準優勝に貢献し、「個人法形競技」の各部門でも優勝、準優勝、入賞を果たした。
また、習志野台中学校出身の植田美輝子さんは1月23日に東京武道館で開催された「第55 回全日本躰道選手権大会」に出場し、「女子団体実戦競技」「女子個人実戦競技」ともに優勝し、最優秀選手賞を受賞。今年7月30日に青森県武道館で開催される「第8回世界躰道選手権大会」に日本代表として出場することが決定している。
千葉県躰道協会会長の中村正弘さんは、「今年度からようやく対面で大会を開催することができた。千葉県代表として全国大会に出場したメンバーと来ることができてうれしい」と話し、船橋市躰道協会会長の中野哲爾(てつじ)さんは「マスク生活が長く、子どもたちのことが心配だったが、練習に専念して結果を残すことができてよかった」と話した。
前原中学1年の福井美空さんは「今回の結果はうれしい。今後は年下の子たちの手本になるようにがんばりたい」と話し、前原中学1年の山口蒼月さんは「全員で合わせたのは大会前日だけだったが、準優勝できてうれしい」と喜びを話した。市場小学校3年の中野太陽さんは「前日は少し疲れがでていたが、当日はがんばって結果が残せてうれしかった」と話し、若松小学校5年の新田翔さんは「個人はだめだったけど、団体では準優勝できてよかった。今度は自分の練習の成果を発揮して、全国1位を取りたい」と意気込みを話した。
漫画で躰道のことを知り、中学校から始めたという植田さんは「久しぶりの優観客の試合でうれしかった。団体戦は千葉大学の学生と合同で出場して結果が残せてうれしい。7月の世界大会では2連覇目指し、子どもたちにもいい姿を見せたい」と目標を話した。
松戸徹市長は「団体は合わせる時間が少なかったようだが、練習の成果を結果につなげたのは大変なことだと思う。小学生から社会人まで多くの人が活躍して、素晴らしい。世界大会出場する植田さんの活躍も期待している。皆さんの活躍を心から応援している」と話し、松本淳教育長は「皆さんの言葉がしっかりしていて立派だと思った。家族や先生、周りの方に感謝の気持ちを持って、これからも練習に励んでほしい」とエールの言葉を送った。